模擬戦とハラオウンと呼び方と
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を展開して速射魔法を放つハラオウン。俺は横方向に移動してギリギリ回避した。
「…楽しいね、暁。」
「やっばりお前はレヴィのオリジナルだ!バトルジャンキーな所とかそっくりすぎる!」
「でも、暁も楽しいよね?」
「…否定はしねぇよ。」
ハラオウンに問われ、笑みが浮かんでしまう。否定できない自分に少し呆れてしまった。
俺もバトルジャンキーの気があんのか?と自問しながら構えると、小さな魔力弾を牽制用に乱れ打つ。
「バインド!」
「…構成は細かいな。でも…」
速攻解析と解除をしながら同時にサンダースピアを二十ほど放つ。
アイツは動揺しながらも、キッチリ避けていた。
「結構頑張ったつもりなんだけどなぁ…」
「俺にバインドは効かねぇからな。」
「…ちょっとショックかな…」
苦笑いを浮かべるハラオウンに向けて笑顔で返してやり、リボルバーに残っているカードリッジを全てロードする。
再び腰だめに構えると、トップスピードで肉薄し何度か打ち合うと槍の特性を利用して力任せに叩き付ける。
ハラオウンはそれをデバイスで受け止めるも勢いに負けて後ろに下がる。
更にバインドをかけて身動きを封じる。
「なっ、何この構成!?凄く複雑!」
「ま、戦う前からずっと構成編んでたからな?」
驚くハラオウンを尻目に、未だに残っているカードリッジの魔力を右手に収束させて向ける。
「模倣だけど…ブラストファイヤー!」
魔力スフィアから圧縮した魔力砲を打ち出す。ガードも出来ないまま、まともに食らうハラオウン。
辺りに煙が立ち込める
。まずいな…仕留め損なったし、煙のせいで辺りが解らない。
「バルディッシュ!ザンバー!」
『 Zamber Form 』
「な!?」
煙の中からいきなり現れザンバーを振りかぶるハラオウンの一撃をガードするが、思い切り地面に叩き付けられる。クソっ…油断した…!
「雷光一閃!プラズマザンバー…ブレイカー!」
振りかぶる大剣から発せられる雷属性の砲撃に防御する間もなく、俺は砲撃に飲み込まれた。
「っ……あたたた…」
地面に激突した背中が痛む。
あの砲撃をまともに受けて気絶していたようだ。
「あーあ…負けか。」
「良い勝負だったな。見ていて中々面白かったぞ。」
「そりゃどーも。」
「暁、大丈夫?」
「大丈夫だ、流石ハラオウンだな?」
「…つーん。」
あれ?何で顔を背けるんだ?
「三崎、罰ゲームだ。」
「はぁ!?あれマジだったのか!?」
シグナムに言われ驚き目を見開く。ハラオウンは相変わらず顔を背けてるし、シグナムは目を細めて
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