模擬戦とハラオウンと呼び方と
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魔方陣に意識を集中させた。
『 Plasma Lancer』
「ファイア!」
『Thunder Spear』
「貫け!」
ハラオウンが魔法を放ったと同時に俺も魔法を放つ。直射型のプラズマランサーに、同じく直射型のサンダースピアが当たり小さな爆発を起こす。
全てを撃ち落とすと同時に、ハラオウンがサイズフォームで袈裟に斬りかかってくる。俺は魔力刃目掛けて槍を突き出し受け止めると、ハラオウンの魔力刃を砕いた。ぶつかり合う刃が無くなり鑪を踏むハラオウンに向け突きを繰り出すが、軽く避けられてしまう。
「執務官は伊達じゃないってか?割りと本気で狙いにいったんだがな。」
「暁こそ、魔力刃砕くなんて滅茶苦茶良くするね?」
「デバイス本体は壊れないから安心しろ。これが壊すのは魔力だけだ。」
バルディオンを振り回し再び構える。
「ねぇ暁。罰ゲーム決めない?」
「お、良いな。んじゃ俺は…俺の代わりにそこのバトルジャンキーと戦う、だな。」
「じゃあ、私は…負けた方が勝った方の名前を呼ぶ。一生ね。」
…はい?それは負けたら強制的に名前で呼び会うと?恥ずかしいにも程があるぞ!
「はぁぁぁ!?そんなんアリか!?」
「アリだよ!いくよ、バルディッシュ!」
『Yes,sir』
「ハズ過ぎるわ!負けて溜まるかよ!バルディオン!」
『絶対負けません!』
シリンダーが稼働しリボルバーから薬莢が飛び出す。カードリッジをロードした証だ。
それと同時に、バルディオンの先から出ている魔力刃の光が強くなる。
俺は槍を腰だめに構えると、魔力の爆発を利用して突き進む。
ハラオウンの放つ魔力弾を掻い潜りながら接近を試みるが、高起動型のハラオウンに上手く避けられてしまう。
カードリッジでブーストした魔力も無くなりその場に止まる俺。ハラオウンは好機と見たのか更に魔力弾をばら蒔き、バルディッシュを斧にして斬りかかってくる。
「っ…光龍槍!」
「!?」
俺は魔力弾に掠りながら避けると、バルディオンに魔力を込め一気に突き出した。龍を象り圧縮された魔力がハラオウン目掛けて一直線に進む。
防御を軽視した攻撃が予想外だったのか回避行動をとるハラオウン。何とかかするだけで済んだのか、バリアジャケットには傷ひとつなかった。
「ちっ、当てたと思ったんだがな。」
「掠っただけでかなり魔力減らされたよ…貰ってたら落ちてたかも…」
「ま、貫通高威力仕様だからな。」
口元に笑みを浮かべると槍を構える。ヤバイ、これはこれで楽しいかも…。
ハラオウンは左手に魔力溜めると、拳大のスフィアを作り出す。
「プラズマ……スマッシャー!」
「うお!危な!」
直ぐ様複数の魔方陣
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