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ソードアート・オンライン 〜白の剣士〜
シオンの特技
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「えっ!?」

「はっ!?」

「なにっ!?」

「これなら文句ねーだろ?言っとくけど、アンタよりはだいぶマトモに務まるよ」

「こ、このガキィ・・・そこまで言うからにはそれを証明する覚悟があるんだろうな・・・」

するとシオンの目の前にメッセージウインドウが出てきた。

クラディールから1VS1 デュエルを申し込まれました。受諾しますか?

シオンはアスナに目をやるとアスナは小さく頷いた。シオンはYesボタンを押し、“初撃決着モード”選択した。

「おい!“白の剣士”シオンとKoBのメンバーがデュエルだとよ!」

いつの間にかギャラリーが増えていてかなりの騒ぎになっていた。

「今日はどんな武器を使うんだ?」

「楽しみでならないな」

そんな声が飛び交うなか、キリトとアスナは静かに見守っていた。

「ねえキリト君?みんなああ言ってるけど、どういうことなの?」

「そうか、アスナはシオンのプレイスタイルを知らないのか。ボス戦でもあまり組まないからな。まあ、見てろよ、アイツは他のやつとはひと味もふた味も違うぜ」

そんななかシオンはクラディールの武器を見て、ウインドウをいじくっていた。

「相手は両手剣か・・・。どうしよっかな〜」

悩んだ末決めたのは、

「よし、これにしようかな♪」

クリックして出てきたのは、なんと短剣だった。

「えっ!?短剣!?」

「おお、これまた冒険したなシオンのやつ」

短剣はスピードは補えるが両手剣に比べ、パワーもリーチも負けるどちらか言えば不利なチョイスである。

「え、でも昨日は片手剣じゃなかったっけ?」

「ああ、アイツは短剣も使えるよ。それおろか・・」

「何?」

「まっ、それは見てからのお楽しみってことで。っと、そろそろだな」

カウントは刻一刻と迫り今まで騒いでいたギャラリーも静まりかえっていた。
シオンは目を閉じ、深呼吸をして、再び目を開けた。

そして、首をコキコキッと鳴らすと、

「さあ、はじめようか」

そしてカウントは0になり、デュエルがはじまった。




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