第4話
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が、色々と複雑な事情がありましてね』
『そうでしたか』
『失礼、私まで愚痴を言ってしまって』
『いえ、構いません。それにしても英語がお上手なんですね』
『仕事柄世界中の言語を話せます』
『仕事柄ですか?ですが、制服を着ていると言う事は学生なのでは?』
『知り合いの神話学者の手伝いをしていましてね。古代語の翻訳には色々と知識が必要になってくるので』
『そうなんですか』
『まあ半分は趣味ですから苦にはなりません。さて、冷めないうちにどうぞ』
『ありがとうございます』
シスターが神への感謝を行なっているのを見ながら私も自分の分のバーガーを食べ始める。シスターは初めてだったのか私達を見ながらゆっくりとバーガーを口にしていく。しかしなんでこの街にシスターが居るんだ?教会はとっくに潰れているし、新しく出来たとも聞いていない。偶々やってきていたのか?待てよ、まさか堕天使側のはぐれシスターか?それにしては絵に描いた様なシスターだしな。とりあえずは保留にしておこう。害は無いのだから。
食事を終え、店の前でシスターと別れて人目につかない場所から聖域に戻る。イッセーには休みを言い渡してあるので私は自室に籠って聖衣の修理を再開する。しばらく修理を続けているとイッセーの小宇宙が2倍に膨れ上がったのを感じる。おそらく神器が起動したのだろう。肉体だけでなく小宇宙まで2倍になるとは思ってもいなかったが、儲け物だろう。そのまま確認には向かわずに修理を再開しようとしたところでイッセーの小宇宙が更に大きくなるのを感じる。今朝のイッセーから実に320倍の小宇宙を。私は急いでイッセーの元に向かう。
「イッセー」
そこには双児宮の床に大きなクレーターを作ったイッセーが立っていた。
「双葉、オレ、掴めたぜ。自分の小宇宙を、それに神器も覚醒した」
「あ、ああ。よくやったイッセー。お前は本当によくやった」
今のイッセーから感じられる小宇宙は今朝のイッセーの80倍。青銅クラスの中では中間位の大きさだ。そして、イッセーの神器の真の力はおそらく
「神器に宿っているドライグが教えてくれる。こいつの本当の名前は赤龍帝の篭手、10秒毎に倍化の力を溜めることのできる神滅具の一つだ」
やはりか。先程感じた320倍の力は20秒間力を溜めて4倍に強化した物だったか。
「双葉、これなら夕麻ちゃんを助けれるよな」
「ああ、だが、もう少しだけ修行をする必要がある。イッセーの身体が赤龍帝の篭手の倍化に耐えれるか試すのと、聖闘士の技を覚える必要がな。天野達堕天使勢以外にもグレモリー先輩達悪魔勢が居るんだからな」
「そ、そうか、そうだよな。いざとなったらグレモリー先輩達とも戦わないといけないんだよな」
「怖じ気づ
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