第3話
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醒していないだけだろう」
「マジで!?それじゃあこいつを覚醒させれば普通に鍛えるよりは早く強くなれるのか」
「おそらくな。とは言っても覚醒させ方が分からない以上、聖闘士流の修行をするしか無いな。青銅クラスになる為の卒業試験は色々あるが、どれも凄いぞ。素手で2mクラスのグリズリーと戦うとか、大滝を逆流させるとか、永久凍土の水中に飛び込んで聖衣を拾って来るとか」
「何その変態集団」
「お前もその変態集団の仲間入りをする必要があるんだぞ」
「そうなんだよな」
「とりあえず、神器を出せ。軽く使ってみよう」
「分かった」
最初とは違い、普通に左腕に装着される。
「使い方は覚えているな」
「ああ、強い感情で動くんだよな」
「どんな感情でも良いらしいが、怒りや憎しみ、恐怖などが切っ掛けになる事が多いそうだ」
「怒りや恐怖か」
「お前のご両親の説得に向かうまで色々試してみろ」
「おう」
それからしばらくの間、色々と試してみたが神器が起動する事は無く、現状ではただの篭手に成り下がった。
「意外とあっさり許可が出てしまったな」
「オレも予想外だった。というか、オレってあんなに両親を心配させてたんだ」
「号泣しながら抱き合って喜んでたからな。なんとか孫の顔が見れそうで良かったって、大分心配してたんだろうな」
「少しだけ態度を見直そうと思う」
「少しだけなんだな」
「オレからエロを取ったら何が残るって言うんだよ!!」
「天野への愛だけなんじゃないか」
「……言ってて恥ずかしくないのか?」
赤面しながらイッセーが聞き返してくる。
「全然。聖闘士は地上の平和と愛の為に戦う集団だからな。愛する者の命の為に敵に寝返ろうとも、私達はそれを最終的には許す。まあ死ぬつもりは無いから死なない程度に痛めつけるがな」
「うわぁ〜、その人もかわいそうに」
「聖闘士が怪我をするのは常識だからな。無傷での勝利など、格下を相手にした時だけだ。しかし、聖闘士以外の勢力も小宇宙を扱う戦士達ばかりで、特に冥闘士は別格に当る。雑兵が青銅クラスの戦闘力を持つ上に108人の不死の戦士達だからな。一定以上のダメージを与えると封印出来る神具が必要になる」
「無いとどうなるんだ?」
「延々と復活する。108人居てもトップクラスは一握りしか居ないからほぼ互角ではあるが、向こうのトップは不味い。冥府の王ハーデスを筆頭に眠りの神ヒュプノスと死の神タナトスが控えているからな」
「え?それって神様と同名なだけだよな」
「いや、本物の神だ。聖闘士を束ねる神は女神アテナだ。私が出会った限りではポセイドン、オーディン、ゼウス
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