第3話
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ディメンションを使い、私の家まで飛ぶ。
「双葉、あのままじゃあ先輩達に夕麻ちゃんが」
「落ち着けイッセー、まずは私の話を聞け。文句があるなら私が先輩達を洗脳する」
「……分かった」
「まずは予想通り天野と先輩達は敵対関係だった。そしてグレモリー家はそれなりに有名な家系な上にこの街を治めている事も知っているはずだ。それにも関わらずこの街でイッセーを襲ったのは、バレてなかったからだろう。だが、今はこの街で堕天使が確認されてしまった以上、グレモリー家の方は警戒をするだろう。堕天使側もそれを理解しているはずだ。つまりはほとぼりが冷めるまでは迂闊に動かないということだ」
「つまりは時間があるってことか」
「まあどれだけ時間が残されているかは分からない。速ければ一月で決着が付いているかも知れない」
「そんな!!」
「だから、少しでもお前は早く強くならなければならない。だから説得の時間もあまり長くは取らないぞ」
「分かった。親父には昨日の内に大事な話があるから早めに帰ってきてもらう様には言っている。晩飯位には帰ってきてるはずだ」
「そうか、そして修行の方だが、かなり無茶な内容だ。力を手に入れるか、死ぬか、廃人になるか、3つに1つだ」
「後ろ二つは同じだよ!!」
「それだけ過酷だと思えばいい。100人中、10人が生き残れば良い方だ。時間が無いのでかなり荒い事になるが頑張れ」
「出来れば死なない程度に、けれど激しくお願いします」
「任せておけ。幸いにも私の神器が当たりだったからな。少しは楽になるはずだ」
「先輩は外れの神器って言ってたのになんで当たりなんだ?」
「パンドラの箱の伝説は聞いた事があるだろう?」
「ええっと、確か箱の中にはこの世の災いが全部入っていて世界を滅ぼすんだっけ?」
「概ねはその通りだ。そして全ての災いが出た後に、僅かな希望が残されていた」
「じゃあ、あのオブジェがその希望なのか?」
「希望かどうかは知らないが、あのオブジェは仮の姿だ。真の姿は聖闘士のみが纏う事を許される究極の鎧、その名を聖衣」
「アレが鎧になるのか!?」
「今は破損しているがな。お前の修行を付けながら修復するつもりだ。結構めんどうなんだけどな」
出血多量で死ぬ一歩手前まで血をかけてからじゃないと修復出来ないのは不便なんだよな。
「それからイッセー、お前の神器のことだが」
「一定時間力を倍にするだけってのはちょっとがっかりだよな。あっ、でも小宇宙で鍛えた力を倍化すればいいのか」
「それもあるが、おそらくそれだけに留まらないだろうな」
「どういうことだよ」
「私が感じる限りでは、私の黄金聖衣以上の力を秘めている。おそらく今は覚
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