俺とマテ娘と過去話と
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振りかけフランベをする。
すると高町と八神とディアーチェがキッチンに入ってきた。
「アキラ、手伝えることは無いか?」
「じゃあ、サラダとパンの皿を出してくれるか?パンはもうすぐ焼けるはずだから。」
「うむ、わかった。」
「…男がこんなに料理するなんて…」
「しかもビーフシチュー…」
高町と八神は驚きを隠せないでいる。世界のシェフの大半は男だと心の中で突っ込みながら、焼いた肉を鍋に入れる。
しばらくして夕飯が全て出来上がると、リビングのテーブルに並べていった。
そして全員が席につく。
「「「「「「「頂きます。」」」」」」」
全員手を合わせて合掌。日本の食事の基本だ。
皆一斉にビーフシチューを一口食べる。マテリアル三人娘は何時もの味に笑みさえ浮かんでいるが、魔導師組は固まっていた。
「どうした?不味かったか?」
「ち、違うよ!」
「寧ろ美味しすぎて…」
「女としてのプライドがズタズタに裂かれたんや…」
料理上手な八神までダメージを受けている。
料理には自信があるが、そこまでの事か?
「我も頑張ってはいるが、やはり敵わぬな…」
「んな事ねぇよ。ディアーチェの飯も美味いさ。」
少し落ち込むディアーチェの頭を軽く撫でてやる。ディアーチェは何時もこれで元気になるのだ。
周りの視線が痛いけど……
「ねぇ、暁。」
「何だ?」
「私と…模擬戦してくれない?」
……はぁぁぁ!?
「来月くらいに…駄目…かな?」
小首を傾げ上目遣いで懇願するハラオウン。…断れるわけがありません。
その後食べ終え八神達が帰った後、俺はディアーチェ達に二時間に渡る説教を受けた。何でさ。
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