俺とマテ娘と過去話と
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俺の条件を聞いた八神達は目配せして頷くと、俺に向かっても強く頷いた。
「ええよ。キッチリ話したる。」
「わかった。まあ、此処で話すのも何だ、上がれよ。」
「「「じゃあ…お邪魔します。」」」
全員靴を脱ぎ、俺に着いて歩く。
「八神、俺が見てないからって部屋を覗こうとすんなよ。」
「何でわかったん!?」
驚く八神を無視して皆が居るリビングに行く。
すると、ディアーチェが直ぐに反応してくれた。
「おお、アキラ。客人か?」
「まあな。取り敢えずお前らも聞いてくれ。管理局の魔導師がお前らの出生について知りたいってよ。」
「…もう話すのか?」
「ここまで来てんだ。隠しきれねぇだろ?」
「…仕方ないな…」
「ホンマごめんなぁ…」
八神が両手を合わせて頭を下げる。
「…小鴉風情が…」
「止めろディアーチェ。」
「しかし、本当に迷惑な話ですね。」
「にゃ!?ひどくない!?」
「酷くは無いと思います。」
「シュテルも…怒ってるのは分かったから、今は抑えろ。」
「あ…美味しいね、このクッキー。」
「でしょでしょ!アキラのクッキーは最高なんだよ!」
「お前ら何馴染んでんの!?」
マイペース加減がそっくりな二人にチョップを喰らわせる。涙目で睨んできたが知らん。
俺は三人分の紅茶を出すとシュテルの隣に腰を下ろした。
「んじゃ、話して貰いましょうかね?」
「先ずわたし等からやな?」
それから八神は、闇の欠片事件についての出来事を話してくれた。
まあコイツらを助けたのは俺だし、ゲームの内容と同じだったから別に聞くまでも無かったがな。
「話はだいたい理解した。つまりその夜天の書の防衛プログラムの残骸が、コイツらそっくりなマテリアルになってお前らを襲ったと…」
「そや。理解が速うて助かるわぁ。そんで、その闇の欠片事件は一人の知らん魔導師が事件を終わらせた。」
「なるほどね…んじゃ、次は俺達の話だ。」
「…私達は、貴女達の言う通り元マテリアルです。」
「もっとも、我等は既に人間になっておるがな。」
「だから成長もするし、血も流れるんだよ?」
「それと…俺は魔導師だ。闇の欠片事件にも、コイツらを助ける為に関わった。」
俺の発言に固まる三人組。そう…コイツらを助けるためだけに、今まで原作介入を拒否していたのを止めて闇の欠片事件を終わらせた。
俺は紅茶を少し飲み口を湿らせると、口を開いた。
「色々驚くことはあるけど、暁君も魔導師だったなんて…」
「レヴィがポニーテールの剣士に落とされた時助けたのは俺だ。」
「…とにかく詳しく話してくれへん?」
「ああ。あれは闇の欠片事件が始まったばかりの時だったな…
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