原作前に小学校に入ろう
口に入れた瞬間にものすごい速さでどろどろにとけ、爆発するので捨てましょう。
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につくまで慎吾で遊んでいた僕たちだった。
その時のバスに乗っていた人の視線が痛い・・・なーんてことはないですヨ。ほんとだヨ?
「ってかなのは」
「どうかしたの、陽龍くん?」
僕たちは少し前にバスから降り、なのはの家である翠屋の前に立っている。
そこで僕は一つ、気になることを見つけたので、質問してみる。
「貸切?」
翠屋の中には誰もいなかったのである。
この店は何げに有名店で、閉店の少し前までいつもお客がいるのだというのに・・・。
「うん。お姉ちゃんがどうせなんだし、貸し切って大騒ぎしよう!って言ってたの」
おお、それは僕たちとしては大喜びだが、ほかのお客さんからしたらとんだ迷惑だな。嬉しいけどね!ほんとに。
「おにぃ、そんなとこでなのはとしゃべってないで、早くはいろーよー!」
僕たちよりか少し前で美愛が手を振って僕を呼んでいる。
「おお!すぐに行くー!なのは、行こう」
「うんっ!」
僕たちは急いで美愛たちの待つところに生き、そして美愛を二人で翠屋のドアを開けようとしている。
ガチャ・・・パアン!パパアン!
「うわぁ!?なんだ!?」
『ハッピーバースデイ、陽龍くん、美愛ちゃん!』
アリサ、すずか、慎吾、士郎さん、桃子さん、恭也さん、美由希さんに同時に言われる。
そして同じ言葉が書かれた布も発見する。
それを見て、聞いて、僕と美愛は驚き、固まってしまうが、いつものように僕たちは目を合わせて言う。
『ありがとう、みんな!』
こうして僕と美愛の誕生日パーティーが幕を開けた。
「さあ、陽龍くん!私がつくったケーキを食べるのだ!」
「キャラがぶれてますよ、美由希さん。でもありがとうございます!って士郎さん、恭也さん、なに後ずさりしてるんですか」
僕が美由希さんからケーキを受け取った瞬間、ズザザザザザ!と後ろに下がってしまう。
「え、いや、陽龍?それ、食べるのか・・・?」
「はい。せっかくもらったし、桃子さんの子供なら美味しいと思うし」
「陽龍くん、大人からの忠告だ。食べるな。せめて今日は」
え、なにその忠告。
「いいか、陽龍くん。私は忠告したからな」
「責任転嫁はやめてくれよ、陽龍」
二人はそう言ってどこかに行ってしまう。
いったいなんだというのだ?
「とりあえず美由希さん、このケーキは家に帰ってからもらいますね」
「うん。じゃあ陽龍くん、なのはたちが向こうのテーブルで待ってるよ」
そう言って恭也さんたちと同じように美由希さんに一言お礼を言ってから、僕はみんなの待つテーブルに行った。
そして僕は、家に帰ってこのケーキを食べたとき、ものすごい後悔をした。お礼なんて言うんじゃなかった・・・と。
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