12*触れて欲しくないものがある
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んぞ。」
「捨てんでいい、覚えとけ。
貴様は能無しだ、それも底無しの。
というか、将軍になってから貴様は能無しになったのだ。
それに兵の指揮は今回私がとる、将軍が能無しでも問題無い。」
……うわぁ〜、この子怖えー。
将軍も青筋立てて震えてるし。
ん?なんか王様も震えてるぞ。
将軍は王様と仲いいのか?
「まてエリザ!まさかお前、前線に赴く気が!?ならん!絶対ならん!」
あ、そっち。
そして、王様が騒がしくしていると、隣の王妃様が王様に
「エイッ!」
「フゴッ!?」
渾身の右ストレート。
そして王妃様がエリザ姫に一言。
「エリザ、それは勝てる策があると見てもよろしいですね?」
「はい、母様。上手く事が運べば三日でこの戦争を終わらせれます。」
エリザ姫の発言に、会議室がざわめき出す。
しかし、それを気にも止めない王族親子。
ちなみに、父は気絶している。
「なら、行きなさい。必要な兵がいれば連れて行っても良いでしょう。」
「わかりました。では、用意でき次第に出発します。ディラン!」
王妃様に返事をして、姫は会議に出席してる人達に向かい叫んだ。
「…なんでしょうか。」
すると、言い争いに参加してなかった青髪い短髪の角が生えたの青年(25歳くらい)が返事をした。
多分、この人がディラン。
「これから西の砦に向かう!お前の飛竜部隊から優秀なのを集めておけ!私と近衛隊、そしてゼノアの部隊を運べるだけな!用意出来次第出発する!」
「…承りました。」
なんかこの人暗いなぁ〜。
と、姫、置いてかないでくれ。
言うだけ言って会議室を後にする姫を追っかけて自分も部屋を後にした。
にしても竜に乗るのか……
喰われないよね?
〜サイドエリザ〜
「……なんで兄様がここにいるんですか。」
エリザ姫の前にはバリス王子とその近衛隊の6人がいる。
ちなみに他は姫の近衛隊とゼノアと2000程のその部下の兵士たち、そしてディラン率いる竜部隊が25人。
「いやぁ〜、お前が行くって事はつまり、あいつもってことだろ?」
つまりナルミの戦いが見たいと言う事らしい。
「………ハァ。あくまで指揮権は私にあります、邪魔しないで下さいね。」
「いよっしゃ!」
渋々ついてくるのを承諾する。
来るのを拒んでもこいつはついてこようとして余計時間を食うだけだと判断した結果である。
「…姫、準備ができました。」
「そうか、ではいくぞ!」
姫の号令で、兵士達は一斉に竜の背中に乗り、体を固定した。
一部を除いて
「…ナルミ、何してる。」
「いや、付け方わ
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