暁 〜小説投稿サイト〜
DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第26話:試合をもっと良く見る為に必要な処置です!
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
(エンドール城−コロシアム)
リュカSIDE

トントン拍子で勝ち進むアリーナ…男の()ビビアンにも圧勝し、遂に本戦へと駒を進める。
そう言えば男の()ビビアンが退場する前に呟いたな…『お金かけて手術したのに…どうして男だと判ったんだろう?』って…
やっぱその技術が発展してるんだね。

つか、遂に予選も終わり直ぐさま本戦へと突入するみたい。
アリーナは連戦であるにも拘わらず、既に目の前に次の対戦相手が待ち構えている。
甲冑をスッポリと被った強そうな騎士が…

「さぁ遂に本戦Bの始まりです! 最初の対戦カードは…隣国サントハイムよりお姫様が登場! 連戦だが、その驚異的な身体能力で優勝を目指します! 戦う姫君アリーナ!!」
さっきまでは居なかった進行役が現れ、高らかとアリーナを紹介する。
かっけーな!

「対するお相手は…素性を隠し大会に出場! その圧倒的な威圧感に、多数の選手が敗北を味わう! 沈黙の騎士、サイモン!!」
何と…サイモンとは…これはアレか?
本名は“ポール・サイモン”なのか? じゃぁ“アート・ガーファンクル”は何処だ?

俺が懐かしのフォークロック・デュオ『サイモン&ガーファンクル』に思いを馳せていると、さっさと試合が開始された。
どうやらサイモンはパワー系な様で、スピードではアリーナに及ばない。
とは言え、あの甲冑が邪魔をして決定打を与えられないのも事実。こりゃ長期戦だな…

もう既に飽きてきている俺は、試合そっちのけでギターを弾き出した。
勿論曲目はサイモン&ガーファンクルの『サウンド・オブ・サイレンス』だ。
続いて『スカボロー・フェア』を歌い出し、勝手に白熱をする。




気付けばアリーナが勝利を収めていた。
結構苦戦だったらしく、何カ所か怪我をしている。
敗れた黒パンストが色っぽいね…
あ、やべー…ムラムラ来ちゃったよ。早く終わらせて、町でナンパをしたいね!

「さぁて続いての対戦カードは…その驚異の能力に、多くの強者が為す術なく倒されてきた! 人知を越えた猛者、ベロリンマン!!」
ベ、ベロリンマン!?
何つー名前だ…俺だったらグレるね…間違いなく悪い子になっちゃうね!

「ふんがー!」
対戦相手の名前を哀れに思っていると、出てきたのは毛むくじゃらのモンスターだった…
え、良いの? モンスターが出場しても大丈夫なの?

俺の疑問は誰も感じていないのか…勝手に試合が開始され、ベロちゃんがアリーナに襲いかかってくる。
まぁ弱そうだから良いか…と思ったら、急にベロちゃんが4体に分身し始めた!?
え〜…何でもアリなんだぁ…興醒めだなぁ…

「くらえー!」
掛け声と共に手近なベロちゃんに向けて跳び蹴りを放つ。
だが、そのベロちゃんは偽
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ