謝罪とフェレット
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
もは鮫島に車で向かえに来てもらって、私達3人で帰ったり塾に行ったりするのだが
今日はなのはの提案で、久しぶりに歩いて塾に行くことになり今は海鳴公園を歩いている
なのは曰く、この公園を横切ると近道ということでここを歩いているのだが・・・
「どうしたのよ、なのは?」
なぜかなのはが辺りをキョロキョロと見渡しながら何か思い耽っている様である
「うーん・・・何かここ何処かで見たようッ!? アリサちゃん、すずかちゃん何か聞こえなかった!?」
人差し指を顎に重ね、唸る様に言葉を発したなのはは突然何かに驚いた様に目を見開き、私とすずかに同意を求めてくる。
私とすずかは何か聞こえるのだろうか? と耳を澄ますが……
「何にも聞こえないわよ、なのは?」
「うん、私にも聞こえないかな?」
私とすずかはどうやら聞こえなかった様である・・・いや
なのはだけにしか聞こえない、というのはもはや幻聴なのでは?
「え!? で、でも確かに『助けて』って声が・・・ッ! こっち! こっちから聞こえたの!」
「え?ちょ、ちょっとなのは!?」
「な、なのはちゃん!?」
幻聴のなのか? と疑問に思っているとなのはは突然走り出した。
なのはは150メートル位走った辺りで唐突に止まりしゃがみ込んでいる
何か見つけたのだろうか?
「どうしたのよ、なのは?」
「アリサちゃん、すずかちゃんこの子怪我してるみたいなんだけど・・・」
そう言ってなのはは自分の体を少しずらし地面に倒れ込んでいる
動物を私とすずかに見せてきた。
この動物・・・恐らくフェレットは酷く衰弱していた
「この子かなり弱ってるわね・・・」
「可哀想・・・待ってて、今私の知ってる動物病院に連絡してみるから」
すずかはフェレットの状態を見ると直に携帯を取り出し獣医の先生と電話で会話し始めた。
私となのははすずかの電話が終るまでの間フェレットを心配してそれぞれ見守っていた。
Side out アリサ
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ