謝罪とフェレット
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
完全不可侵領域の場である(今自分がかなり嫌なヤツになってるのは自覚してる)
だが、終わりよければ全てよしという言葉がある……というわけでこれから話し合いと行こうか!アリサ・バニングス!
:
:
:
:
「・・・・・」
「・・・・・」
結論から言おう、ダメだった。
男子トイレにて話し合いの場を確立、俺トイレ側、バニングスさん廊下側
↓
俺さっきまでのことを謝る
↓
だが許してくれず、話し合いの場から脱出が不可能になった
↓
互いに沈黙 ←今ココ
「・・・・・アンタ…何時までそこに居る気?」
「・・・バニングスさんがその並々ならぬ怒気を静めていただけるなら、直にここを出るよ」
「・・・・私は怒ってないわよ?(コキコキ)」
「・・・・・ではなぜ手をコキコキと鳴らしているのでしょうか?」
「・・・・手癖よ?」
あはは・・・手癖な訳ないでしょうに・・・
これはもう話し合いでは納まりそうに無いな・・・はぁ・・・
あまり気は進まないが最終手段を使うしかないかぁ・・・
「・・・解ったバニングスさん・・・俺を殴るという事で許してくれ」
俺は辺りに人が居ないことを確認し、バニングスさんの前へ一歩前進した。
バニングスさんは『は?』とでも言いそうなほどに口をぽか〜んとしている
当然だ、今まで殴られるのを回避する為に今まで逃亡したのに、今更になって
殴ってくれと自分から申し出ているのである、相手側からしたら怪しいの一言だろう
「・・・どういうつもり」
バニングスさんはこちらを警戒し睨み付けてくる・・・当然の反応である
だが、ここで俺の誠意を示さねばバニングスさんも納得できないだろう。
「俺がそもそもバニングスさんにボールをぶつけたのが問題だし……本当に悪いと思ってる。俺がバニングスさんの立場で同じことされたらって思うとバニングスさんが怒るのも、もっともな話だと理解したんだ・・・だから俺を殴るって事で今回の件は無かった事にして許して欲しい・・・」
俺は真剣な眼差しでバニングスさんを見つめ、自分が本気なんだと視線で訴える。
バニングスさんはこちらを睨み付けるのを止め、俺の真意を探るかのように真剣な眼差しで俺を見てくる。
「・・・ふ〜ん、じゃあ覚悟しなさいよ」
どうやら俺の誠意が伝わったようである。
バニングスさんは一瞬呆れた様な顔をしてこちらを見たが、すぐさま俺を睨み付け、手をコキコキと鳴らしている。
「あぁ、やっちゃてくれ」
バニングスさんが腕を大きく振りかぶった辺りで、俺は来るべき衝撃に備
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ