機動戦士ガンダムSEED
0165話
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「ああ、分かっている」
なのでこちらも短く返すだけにしておく。
「じゃあ、また皆無事にアークエンジェルで会おうぜ」
ムウのその言葉と共に、3機はそれぞれ戦場に散っていく。にしても俺がイージス担当となると、この巨大ビームライフルは邪魔だな。ガンダムに対して殆ど効果がないのはバスターで証明済みだ。重量と取り回しの悪さを考えると邪魔以外の何物でもない。取りあえず3発撃ち尽くしてアークエンジェルの方に流すか。
イージスの注意をストライクからブリッツに変更するくらいはしてくれるだろう。
イージスの姿を探して周囲を見回すのと殆ど同時に、アークエンジェルの両脇に装備されたバリアントが発射され、先遣艦隊のすぐ側まで迫っていたジンを撃破する。これでジンは残り2機。
そして同時に先遣艦隊のうちの1隻をスキュラで破壊したイージスを発見。向こうもキラの乗るストライクを発見したのか、メビウス・ゼロやブリッツに注意を払う事もなくストライクへと真っ直ぐ向かう。そんなイージスへと巨大ビームライフルで狙いを付け……発射! 発射! 発射!
トリガーを3度引き、3条のビームがイージスへと放たれる。
まず1射目のビームはストライクに向かおうとしていたイージスのすぐ前を通りその動きを止め、2射目のビームは反射的に後ろへと移動しようとした動きを牽制し、3射目のビームはトドメとばかりにイージスへと着弾……回避した!?
イージスの頭部を消滅させるかのように放たれたビームを、イージスはMA形態に変形する事でやり過ごし4つの爪を広げたようなスキュラの砲撃態勢のままでブリッツの方へと向かって来る。
「アクセルさん!」
焦ったようなキラからの通信が入るが、全弾を撃ち尽くした巨大ビームライフルをアークエンジェルの方へと流しながら短く答える。
「イージスは俺に任せろ。お前はジンを」
「は、はい!」
先遣艦隊の方へと向かうストライクを横目に、PS装甲を展開してイージスを待ち受ける。
そのイージスはこちらへと近づき、その最大の武器であるスキュラを発射。
「舐めるなっ!」
だが、こちらの動きを止めもしないでただ発射されたその攻撃を回避するのはそう難しくはない。バーニアにより機体を右へと移動させてそのままMA状態のイージスの横へと回り込み、トリケロスに内蔵されたビームサーベルを振り下ろす。
しかしイージスもただ黙って攻撃を受ける訳もなく、MAのメリットである機動力を活かしてこちらの攻撃を回避。MSへと変形してビームサーベルを振り下ろす。
「ちぃっ!」
SEEDの世界では技術的な問題でビームサーベルをビームサーベルで受け止める事が出来ないので、イージスから振り下ろされたビームサーベルはただ回避するしか出来ない。本来
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