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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
21話 予想外ですよ!
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修也の言葉にアカネが真っ先に反応する
アカネは修也の左腕をペタペタと触って言う
「大丈夫なんか? この左腕、見たところ義手とか言うわけでもないし……ハッまさか修也もエクリプスに!? どないしょ! 衝動が! 自己対滅が!」
「姉さん落ち着いて! 俺はエクリプスに感染なんかしてないから! この左腕はキスしたらなんか戻っただけだから!」
修也はアカネを落ち着かせてようとするが
「ほお、キスしたのか」
「何人もの女性を振った召喚剣士(振り魔)の修也が」
「振り魔の修也とキスした相手は誰なんでしょうか」
リューヴェルト一家が言う
「シュウくん、わっちに誰とキスしたのか教えてくれるよな」
それに続いてアカネも訊く
助けを求めるように功正達の方を見るが火舞は興味津々と言った目で修也を見ていて
はやとは目線を逸らし
功正は「あきらめた方が身のためでござるよ」といった目で見ていた
「はあ、分かった。1回しか言わねえからよく聞いとけ」
修也はそこで区切ってから一息吸い
「春日部耀」
「誰や? その子」
「修也殿、今、春日部と言ったでござるか?」
功正が凄い気迫で修也に言う
「え、ええ。確かに言いましたが」
「その娘の父親の名は【春日部孝明】ではござらぬか?」
「そうですけど……知ってるんですか?」
修也は驚いた様に言う
まさかベルカにいる人間が春日部孝明の名を知っているとは思わなかったからだ
「知ってるもなにも、コウメイは拙者の友人でござるよ」
「そ、そうなんですか!?」
「うむ、修也殿は今、箱庭にいたのでござったな」
「はい」
「拙者は箱庭の生まれでござるよ。南側の【アンダーウッド】出身でござる」
ビックリ仰天、まさか自分の姉の夫、義兄にあたる人が箱庭出身だったとは誰が想像しただろうか?
もしかしたらと思い、修也は功正に尋ねる
「ま、まさか黒ウサギは知ってませんよね?」
「知ってるでござるよ。
金糸雀
(
カナリア
)
が連れてきた【月のウサギ】でござろう? 拙者は彼女のいるコミュニティに所属していたでござるよ」
黒ウサギのいるコミュニティ
所属
していた
(
・・・・
)
この2つの事から修也は1つの結論を出す
(まさか、この人は元ノーネームの……!)
「も、もしかして3年前に魔王に敗れました?」
「箱庭では3年しか流れてないのでござるか。確かに拙者は魔王に破れ、箱庭の外へと連れ去られた大人たちの1人でござる」
(マジかよ……、俺の義兄が箱庭出身で、しかも元ノーネーム所属。さらに耀の父親とも知り合いかよ)
「あの、俺が箱庭で所属しているコニュニティは【ジン=ラッセルのノーネ
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