食堂政談
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昧に頷いたが、ヤンはそれに頷く事はしなかった。
立体TVに映るヨブ・トリューニヒト氏の後ろに移る緑髪の政策秘書の姿を見つけたからに他ならない。
人形師の政策秘書だった彼が彼の愛娘である人形達の支援を受けるのは別に問題は無いだろう。
では、英雄に祭り上げられる彼が目指す未来とは何だ?
友愛党政権時代から続いた帝国の侵攻は先の惑星カプチェランカ放棄によってほぼ失敗に終わっているが、きな臭くなっているのは自治領主が変わって路線変更を企んでいるフェザーンの方だとヤンは思っていた。
その考えは、バラート星系に到着して確信する事になる。
選挙で埋め尽くされたメディアに飛び込んだのはヘルクスハイマー伯の亡命騒動で、フェザーン回廊側で海賊と交戦し撃退した護衛の艦隊母艦コンロンを指揮していた女性はヨブ・トリューニヒト氏の政策秘書をしていた女性と同じ顔と緑の髪を靡かせていた。
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