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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0164話
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を受けられるんですか? どこで?」

 アークエンジェル内にある居住区の一室で俺とマリューはキラ達学生組と顔を合わせていた。そして補給の手伝いをマリューが頼んだ時に出てきたのがそのサイの一言だった。

「そうだな、簡単に言うとデブリ帯で使える物を再利用する訳だ」
「アクセルさんの言う通り、私達は今デブリベルトに向かっています」
「デブリベルトで使える物を再利用って……ちょっと待って下さいよ、それって」
「ええ。サイ君の言う通りよ。デブリベルトには宇宙空間を漂う様々な物が集まっています。そこには無論、戦闘で破壊された戦艦やMA、MS等もある訳で……弾薬に関してもある程度の補給は出来るでしょう」
「まさか、そこから補給を?」

 トールの言葉に黙って頷く俺とマリュー。

「へリオポリスでは補給物資を十分に積み込む事もなく出港し、アルテミスでは知っての通り。このまま補給も無しに戦う事になれば良くて降伏、悪ければアークエンジェル撃墜だ。それよりは生き残る方がマシだろう?」
「貴方達にはその際、補給物資の運搬をする船外活動を手伝って欲しいの」

 学生組の面々がお互いに顔を見合わせている。確かにデブリベルトを漁るという行為を好きこのんでやりたいとは思わないだろう。

「失われた者達を漁り回ろうというんじゃないわ。ただ、ほんの少し今の私達に必要な物を分けて貰おうというだけよ。……生き残る為に」

 結局、学生組は補給作業の手伝いを了承した。その面々に俺は再び口を開く。

「それと、あのデブリ帯にはユニウスセブンの残骸も流れ着いている。鎮魂の為にも献花をしてはどうだ?」
「ユニウスセブンが!?」
「ああ。あれもデブリの一種なんだからここに流れ着いても不思議じゃない。それにユニウスセブンで眠っている者達に黙って補給するよりは、弔いの花を手向けてから作業した方が補給作業をするにしてもやりやすいだろう」
「でも、花なんて……」

 マリューの言葉に原作を思い出す。確か折り紙で花を作っていたような気がする。

「何も本物の花じゃなくてもいいさ。折り紙か何かの造花でも問題ないだろう」
「そう、ね。避難民の方達にも手伝って貰いましょう」





 デブリベルト帯へと到着し、キラや学生組がストライクとモビルポッドで補給作業の為に出撃していく。そしてアークエンジェルの甲板ではフレイが宇宙服に着替えて折り紙の造花をユニウスセブンのある方向へと流す。これは原作ならミリアリアの役目だったのだが、献花と補給作業を同時に行っている為に手の空いているフレイの役目となった。……当初はコーディネーターのコロニーであるユニウスセブンという事もあって気が進まない様子だったが、サイの説得を受け入れる形になったらしい。
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