SAO編
episode7 こんな自分にできること
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はまぐれだ、次は捌けんぞ!!!」
ぎりぎりのタイミングで後ろの数人の命を救った褐色の巨漢は、厳しい表情のまま尾骨を睨みつける。巨大な尾骨の槍は一度は数秒こそ揺らめいていたが、すぐさま再びしなるようにして次の獲物を探してその先端を向けていく。
その、骨の槍の、側面。
弾かれたエフェクトフラッシュの残滓が煌めく、槍の横腹の一点。
その、赤紫の光の中。
「……っ!!!」
俺は、確かに見た。
僅か、ほんの僅か、描画にして数ドットに過ぎなかっただろうが。
尾骨の側面、エギルの斬撃をまともに受けたその一点に、細い細い、一筋の罅が入ったのを。
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