第1話 『平和の終わり』
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ロン重砲で敵浮遊航空艦を叩け。これ以上あのビーム兵器を使わせるな!」
《了解!》
ハドロン重砲の収束に利用しているゲフィオンコントロールを調節することで,収束・拡散の切り替えが可能となっている。
《艦首,拡散ハドロン重砲システム同調。ゲフィオンコントロール正常に起動》
「撃て!」
艦首拡散ハドロン重砲は敵部隊を巻き込み敵浮遊航空艦に直撃する。
「やったか・・・・・?」
敵ナイトメアは排除することができたが敵浮遊航空艦はまったくの無傷だった。
「くっ!」
ハドロン重砲が効かないのか。
敵浮遊航空艦にまたも強力なエネルギー反応を察知する。
このままでは浮遊航空艦が落とされる。
させない。これ以上は!
「うおぉぉぉぉ!!」
エスペランサで敵浮遊航空艦に凄まじいスピードで向かう。
凄まじいGが僕の体をシートに押し付けてくる。体を強化されていなかったらこのGに耐えられなかっただろう。
敵浮遊航空艦にはブレイズルミナスより強力なシールドが備わっているようだがこのエスペランサの至近距離でのスーパーヴァリスなら。
『スーパーヴァリス』は通常砲身が2連装化され,実弾のほかハドロン砲の発射も可能となったヴァリスの強化型だ。ノーマルモード,ハドロンモード,フルバーストモードの3形態を使い分けることができる。
MVSを突き出す。
敵浮遊航空艦の強力なシールドに阻まれるがそこにフルバーストモードでスーパーヴァリスを打ち込む。至近距離からフルバーストモードでスーパーヴァリスをMVSで突いた場所に吸い込まれる。
「抜けろ!!」
なんとかシールドを突破した。
「これで!」
僕は再びスーパーヴァリスをフルバーストモードを発射する。敵浮遊航空艦のビーム砲が発射されたのはほぼ同時だった。
一瞬目の前が真っ白になったかと思うと暗闇の中にいた。
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