第1話 『平和の終わり』
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レイヤの製造,使用を硬く禁じられている。
その訳は,戦争のあり方を変える『新型核兵器』だからだ。
現在では戦争という戦争は起こっていない。
世界は平和への一歩を踏み出したのだ。
悪逆皇帝ルルーシュの帝国崩壊から三ヵ月後に長年に亘るブリタニアの戦争で最も荒れ果てていた日本において,歴史的会談が行われた。
元ブリタニア皇女,ナナリー・ヴィ・ブリタニアと新生日本の黒の騎士団支部代表に選ばれたライ,さらに,世界の救世の英雄ゼロ。この3者を中心にしたブリタニア,日本の国交正常化交渉が始まった。
世界は新たな道を歩み始める――――。
◆
だが,日本の領空には多くの所属不明のナイトメアが飛行していた。
黒の騎士団日本支部は速やかにナイトメア部隊を展開し防衛線を強いた。
「所属不明の艦隊及びナイトメア群に告ぐ。貴官らは新日本国領空に接近中だただちに武装解除し貴官らの所属,識別信号を教えられたし,なおこれに従わなければ攻撃する」
オープンチャンネルで呼びかけを続けているがいまだに返答はない。
いったい何処からこいつらは現れた。世界中で我々黒の騎士団が監視をしているが特に大きな動きは確認されていなかった。
突然現れた大群――――――。
相手の出方次第だな。
《所属不明艦に強力なエネルギー反応を確認!!》
「全隊回避行動!!」
アラームが鳴り出した瞬間に味方に指示を出す。ナイトメア部隊はすぐさま回避行動を行うが所属不明間艦から発射されたビーム兵器はわずかに回避行動が遅れた右翼の浮遊航空艦『有明』がビームにのみこまれる。
浮遊航空艦『有明』及び現在我々が保有している全ての浮遊航空艦にはブレイズルミナスが備えられておりちょっとやそっとでは落ちない。だが相手のビーム兵器に意図も簡単にブレイズルミナスが破られた。
《『有明』消滅!! 生存者確認できません!》
「全隊レッドアラート,迎撃しろ! なお,敵のビーム兵器は強力だ射線に注意しろ」
なぜ争いを起こそうとするんだ。
あれほど争ったのにまだ足りないのか。
エスペランサで敵ナイトメア部隊に突撃をかける。敵ナイトメアからはビーム兵器による射撃が行われる。
僕は最小限の動きでそれを回避する。
「ビーム兵器!」
確かにこちらにもビーム兵器を搭載したナイトメアは存在するが全てではない現在でも実弾兵器はハンドガン,バズーカと多くの物がいまだ健在だ。
これほどの物量を揃えられるのは今現在この世界に存在しないはずだ。
「浮遊航空艦は艦首拡散ハド
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