11*ゆっくりさせてください
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いえば…
「なぁ、なんで自分が人間だって暴露しなかったん?
真っ先に言うと思ってたんだが。」
「ん?あぁ、シルバいわく人間だと暴露したら昨日の兄様みたいな輩がナルミを引き抜こうとするという結論に至ってな。
しかもそれを聞いたエンダルシアが何をしてくるとも解らんからな。
大丈夫だ、知ってる奴には口止めしてるし、父様と母様には後で知らせとくから安心しろ。」
何が安心しろだ馬鹿者!
人の口に戸は立てれねーんだよ!
つーかあの二人に言っていいのか?
そしてシルバちゃん、あそこで面倒に巻き込まれなかったのは君のお陰か。
これは感謝せねば。
「ありがとうな。」
そう言いながら自分はシルバちゃんの頭をナデナデした。
「うぅ、あぅあ……」
すると彼女のお顔が真っ赤になった。
ナゼ?
「……どうしたん、風邪?」
「……先生、本気で言ってます?」
?
なによリム副隊長、めっちゃ本気で心配してるよ。
どうした、なんで他の隊員みんなして『こいつダメだ』的な空気だしちゃってんのさ。
「……とりあえず、先生が人間でサムライだって言うのはいずればれると思います。」
ミミリィ隊長が無理矢理話しを戻し、空気の打破を開始した。
「まぁの、しかししばらくは持つであろう。
少なくとも、エンダルシアが戦争を仕掛けてくるまではもつと思うぞ。
私の見立てでは奴らはあと5日以内に攻めてくる。」
何を根拠にゆーとるのかね、こいつは。
しかし、今の姫の発言により、空気が凍った。
なんで?
「姫、それは本当ですか?」
隊長、あなたはなに子供の戯言を真に受けてんすか。
「あぁ、私がここに戻ったという事くらい奴らももう知っとるだろう。
こっちにその気が無くとも、あっちが勝手に勘繰って“先手を打たれる前にこっちがせめてやる”と考えるだろうよ。」
何をエラソーに、お前みたいな馬鹿が戻ったところでどんだけ影響あるってんだよ。
と、馬鹿の発言を聞き流してるとバタバタと部屋の外が騒がしくなってきた。
そして
バタバタバタバタ
バンッ!
「姫様!至急会議室へ!エンダルシア帝国が宣戦布告をしてきました!」
一人の兵士がそう告げてきた。
え、エリザ姫の予言的中!?
「わかった、すぐ行く。」
姫はそう言って兵士を追い出し、自分達の方をむいて
「だからいったろ、まぁ今までならともかく、今となっては勝てる戦だ。
何たって、ナルミがいるのだしな。」
と、不敵な笑みでのたまった。
なにそれやだよ!
自分はそんなのやりたくない!
勝手にお前らでオ○リスク建ててろ!!
「行くぞ皆の衆!この“謀将姫騎士”エリザ!その力
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