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なりたくないけどチートな勇者
11*ゆっくりさせてください
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は要らない!

「なんの武勲もあげてない者には……のぅ。」

そうだそうだ。

「ナルミは一人で、それも一撃で生きたカームルを挽き肉にした程の実力です。
十分上級騎士の資格はあります。」

いらんこと言うな!
しかも挽き肉になんかしてねぇし!

「…しかしのぅ…本当に彼がやったのかわからんしのぅ…」

「うぅ……、父様は私が嘘をついているというのですか…?そんな父様なんて………」

「!!?」

エリザ必殺泣き落とし、炸裂。
やばいな、これ。

案の定王様はうろたえている。

「ま、まてエリザ!泣くな!わかった!彼の上級き「いけません。」

自分の危機を救ったのは、以外にも王妃様だった。

「そんな事をしては他の騎士達に示しがつきません。エリザも嘘泣きはやめなさい。」

物静かそーだけど、けっこー飛ばすよねこの人。
さすがあいつらの母親。

「むぅ?。」

エリザ姫ご立腹。
だがすぐに何かを思い着いたような顔をした

「なら、武勲をあげればいいのですね。」


……あ、なんか企んでるな、こいつ。



*************∋☆

いまこの国の西の山脈の向こうにある“エンダルシア帝国”がこの国を狙っているらしく、今にも戦争が起きるかも知れない状況である。

このトゥインバル王国は、戦争は嫌だからなんとか回避したいが、あちらの国の帝王には今実質権力は無く、全ての実権は将軍が握っているのでそれも難しい。

では、その戦争が起きた時に自分が全て蹴散らせば上級騎士と認められるのではないか。

「つまりこーゆー事ね。」

「うむ!」

「ざけんな。」
自分達近衛隊と姫様は、姫の部屋でこれからについて話し合っている。
つーか姫の突拍子もない話しを聞いている。

「戦争なんて誰が好き好んで……」

「でもできなくはないですよね。」

「確かに、あの盗賊達みたくやれば死人もでないしね。」

「…君達黙ってくんね?」

くそ、なんだかんだで出来ちゃうからやなんだよ。

「うぅ?、でもでも、戦争は危険ですし、先生も危ないですし、怖いです。」

よく言ったシルバちゃん。

「ほら、彼女も怖がってるしょ。だから戦争はダメ、ゼッタイ。」

「戦争は私達の意志に関係無くす起こるだろうに。それに何かあったら護って貰えば良いではないか。そのための近衛隊だ。」

むぅ、確かにそうだが…
自分は自分の意志に関係無く入れられたんだぞ。

「まぁ起きたらその時は活躍して貰う、わかったかナルミ。」

「………ハァ、わかりましたよ。」

「でもいつ起きるかはわからないけどねー。」

全く、起きない事を祈るよ。

と、そう
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