第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第22話:今夜はウサギで盛り上がろう!
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けたたましく鳴り響くスロットマシーンの音…
モンスターどうしを戦わせるモンスター格闘場…
オラクルベリーの町にもカジノがあったが、俺入った事無いんだよね…
基本的にギャンブルは嫌いだし…
あん時は小うるさい男も一緒だったし…
でも今日の俺の目的は違う!
おねぇちゃんがお目当てなのサ!
ウサちゃんをゲットしたいんだよ!
リュカSIDE END
(エンドール城下町)
クリフトSIDE
(コンコン)「おいリュカ…至急話がある! 今すぐ中止し服を着ろ!」
エンドール王への謁見を終え私達は宿屋へと戻ってきた。
武術大会への出場許可を貰い、リュカさんに相談したい事が出来たのだ。
だが宿屋へ…いや、リュカさんの部屋へ来るなり室内からは異様な音と声が聞こえてくる…
例によって例の如く、この馬鹿者は女性を連れ込み励んでいるらしい。
これさえなければ…いや他にも欠点はあるが、これだけは自重して頂ければ私ももう少し尊敬出来るのだが…
思わずアリーナ様を見ると、同じ事を考えていたのか…私と目が合い顔を赤くし俯いてしまった。
彼の暴露で、私の秘めた思いを知られてしまった…アリーナ様も私の事を意識し始めた為、何ともぎこちない雰囲気が続いている。
ただ…リュカさんの毒牙にアリーナ様が掛からない流れになったので、概ね良かったのだと思う事にしている。
(ドンドンドン!)「おいリュカ、聞い「うるせーな! ちょっと待ってろ! 30分待ってろ!」
しつこくノックするブライ様…
室内のリュカさんもお怒り気味に答える。
「ふざけるな、急用じゃと言ってるだろ! 10分で終わらせ服を着ろ!」
リュカさんペースに流されたくないブライ様は、強固な態度で迎え打つ。
そして扉から一歩下がり懐から懐中時計を取り出すと、それを睨み待ち続ける。
10分…
あっと言う間に経過し、室内へ聞き耳を立てる。
だが女性の喘ぎ声は聞こえ続け、終了する気配は伺えない。
「こ、この馬鹿者が!」
怒り心頭なブライ様は、部屋の扉を勢い良く蹴破り怒鳴りながら乱入する。
「いい加減にせんか!!!」
私がリュカさんの立場だったら、慌ててベッドに潜り女性と共に体を隠すだろう…
だが彼は常人とは思考が違う。彼が連れ込む女性も、同族な様で全く動じない…
四つん這いになっている女性の後ろから、リュカさんは腰を打ち付ける作業を行い続ける。
我々の姿を見ても、作業を停止させる様子はない。
「や、止めろと言ったんじゃ! 10分で止め服を着ろと言ったじゃろ!」
「僕は30分待てと言った。大人しく待ってろ!」
これは平行線だな…アリーナ様にお見せする事柄では無いので、私は彼女を伴って部
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