―妖怪vs大天使―
[7/19]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
三体の《アテナ》が特殊召喚される。
「二体のアテナによる合計600ポイントの効果ダメージを与える」
三沢LP3400→2800
アテナの杖から放たれる光は、《ダメージ・ダイエット》によって三沢の周囲に展開するシールドに、そのダメージを半減させるものの、確実にライフを奪っていく。
「バトル。二体目の《アテナ》で九尾の狐に攻撃」
《アテナ》がその手に持った長い杖を九尾の狐に向けると、三沢に放っている光とは段違いの威力を持った光が放たれ、《地獄の暴走召喚》によって特殊召喚されていた九尾の狐を破壊する。
「くっ……!」
三沢LP2800→2400
「更に三体目。九尾の狐に攻撃」
《地獄の暴走召喚》を発動する前に、すでにフィールドにいた一体もアテナの放つ光の前に破壊されてしまうが、三沢のフィールドには二体の小さい狐が守備表示で現れていた。
「墓地から特殊召喚されたこのカードが破壊された時、二体の《狐トークン》を特殊召喚する!」
三沢LP2400→2000
二体の《狐トークン》を精製する効果、これこそが《九尾の狐》が不死のモンスターと言われる理由である。
このトークンがフィールドに残ったまま、次の自分のターンを迎えることが出来れば、再び《九尾の狐》は墓地から蘇るからだ。
「一体目のアテナで狐トークンを攻撃」
だが、狐トークンを自分のターンに二体残すことは適わず、最後のアテナに破壊されてしまう。
いくら《光神化》でステータスが半分になっていようとも、トークンを破壊することなど容易いことだ。
「カードを一枚伏せ、ターンを終了する」
「俺のターン、ドロー!」
遊矢のターンのエンドフェイズ時に《光神化》によって特殊召喚されていた《アテナ》は破壊されたが、依然として《アテナ》は二体フィールドに居座っている……このターンでどうにか処理をしなければ、次のターンでモンスターを召喚されただけで三沢は敗北への一歩を着実に歩みだすことになる。
「俺は《ソーラー・エクスチェンジ》を発動! 手札の《ライトロード》を一枚捨て、二枚ドローした後にデッキからカードを三枚墓地に送る!」
劣勢の今の三沢には心強い、手札交換と墓地肥やしカードを兼ねた新たな魔法カードを引き入れて発動する……そして、そのおかげで三沢は願っていたモンスターを手札に引き入れることに成功した。
「俺は《狐トークン》をリリースし、《砂塵の悪霊》をアドバンス召喚する!」
砂塵の悪霊
ATK2200
DEF1800
スピリットであるため、アンデット族では致命的とも言える特殊召喚不能効果を持っているが、そのデメリットを補って余りある効果を、この砂塵を意のままに操る妖怪は持っていた。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ