―妖怪vs大天使―
[6/19]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
代表格であるモンスター《アテナ》が特殊召喚されるが、《光神化》によってステータスは半分だ。
だが、次に何が起きるかデッキが違えど前回のデュエルで経験したレイと剣山は、あのモンスターが大量展開されることに息を飲んだ。
「速攻魔法《地獄の暴走召喚》。手札とデッキから更に二体《アテナ》を特殊召喚させてもらう」
「甘い! リバースカード《電闇石火》!」
まるで雷光のように走った黒い稲妻が、《地獄の暴走召喚》によって特殊召喚されかけていた《アテナ》二体を、フィールドに特殊召喚される前に同時に破壊する。
《光神化》からの《地獄の暴走召喚》による最上級モンスター大量展開は、天使族デッキにおいては常套手段である以上、三沢大地が対策をしていない筈がない。
「《電闇石火》は相手の特殊召喚を無効にして破壊する! 更に、俺は《地獄の暴走召喚》によって《九尾の狐》をもう一体特殊召喚させてもらう!」
遊矢の《地獄の暴走召喚》による《アテナ》の特殊召喚が無効にされようと、デメリット効果による《九尾の狐》の特殊召喚は問題なく行われる。
だが三沢にとって誤算だったのが、特殊召喚されようとしたのが《アテナ》だったということだ。
「《光神化》によって特殊召喚したモンスターは効果までは無効にならない。《ジェルエンデュオ》を召喚し、アテナの効果。天使族モンスターが召喚・特殊召喚された時、600ポイントのダメージを与える」
「……くっ、墓地の《ダメージ・ダイエット》を除外することで、このターンの効果ダメージを半分にする!」
とっさのことで三沢が発動した《ダメージ・ダイエット》によるシールドが、三沢の周囲を守ってアテナからの閃光によるバーンダメージを半分にする。
三沢LP4000→3700
「《ジェルエンデュオ》をリリースし、《アテナ》の効果を発動。ジェルエンデュオを墓地に送り、《アテナ》を特殊召喚する」
二体目のハート型である天使族のダブルコストモンスターが通常召喚されるや否やリリースされ、代わりに墓地から特殊召喚を無効にされた大天使が特殊召喚され、第一のアテナによる効果ダメージが三沢を襲う。
三沢LP3700→3400
フィールドの天使族モンスターを墓地に送ることで、墓地から天使族モンスターを特殊召喚するの効果と、天使族モンスターが召喚・特殊召喚する効果は絶妙に噛み合っており、最上級モンスターを大量展開するだけでなく、バーンダメージだけで相手プレイヤーのライフを一瞬で削り取ることも容易い。
「更に第二の《アテナ》の効果発動。《光神テテュス》をリリースすることで、第三の《アテナ》を特殊召喚する」
天使族のドローソースである《光神テテュス》をもリリースされ、《地獄の暴走召喚》となんら変わらず
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ