―妖怪vs大天使―
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遊矢LP4000
「俺の先攻。ドロー!」
デュエルディスクが先攻を示したのは三沢であり、気合い充分と言った様子でカードをドローする。
「俺はモンスターをセット。カードを一枚伏せてターンを終了する」
「俺のターン。ドロー」
三沢の初手は、アンデット族モンスターを墓地に送ることが出来る《牛頭鬼》であることが多いため、セットモンスターを出しただけで動かず終了とは、三沢にしては珍しいことだった。
「俺は《神の居城−ヴァルハラ》を発動」
遊矢の背後に、散っていった戦士たちが集うヴァルハラへと通じる門が開く。
《神の居城−ヴァルハラ》について、三沢は【機械戦士】でなかったことに眉をひそめ、レイと剣山はこの短時間で【天空の聖域】からデッキタイプが変わっていると驚愕した。
それに加えて、もしかしたら光の結社の洗脳が進んでいるのではないか、という危機感も……
「神の居城−ヴァルハラにより、俺は手札から天使族モンスター《光神テテュス》を特殊召喚する」
光神テテュス
ATK2400
DEF1800
光と共にその門が開き、ヴァルハラから上級モンスターである光神テテュスがノーコストで特殊召喚された。
「バトル。光神テテュスでセットモンスターに攻撃」
光神テテュスから発せられた神々しい光が、三沢のセットモンスターを攻撃し、その正体を露わにしていった。
「俺のセットモンスターは《ライトロード・ハンター ライコウ》だ! よってリバース効果が発動する!」
光神テテュスの攻撃によって純白の色をした犬がリバースされ、そのリバース効果が発動すると共に、そのデュエルを見ていた見学者たちを驚かせた。
三沢のデッキは、遊矢の【機械戦士】がそうであるように彼自身の代名詞たる【妖怪】デッキであるという前提で考えていた見学者は、リバースするモンスターのカテゴリが、まさか《ライトロード》であるなどと解るわけがなかったからだ。
もちろん三沢のデッキが【ライトロード】になったというわけではなく、ライトロードの特色である高速の墓地肥やしへと目を付けた三沢は、優秀な効果を持ったいくつかのライトロードを、彼の【妖怪】デッキへと投入したのだった。
「《ライトロード・ハンター ライコウ》の効果により、《神の居城−ヴァルハラ》を破壊した後、デッキからカードを三枚墓地へと送る!」
効果を単純に見れば過去の強力カードだった《人喰い虫》の上位互換である白い犬が、すぐさま遊矢のデッキのキーカードであるだろうヴァルハラへと通じる門を破壊した。
「カードを二枚伏せ、ターンエンド」
「待て。遊矢のエンドフェイズ時《もののけの巣くう祠》を発動! 俺のフィールドにモンスターがいない時、墓地からア
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