―妖怪vs大天使―
[15/19]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
効果。このカードを対象にするカードの効果を無効にして破壊する」
アルカナフォースは、逆位置の効果がメリットであるカードも少なからず存在していることを頭に入れておかなかったことを悔いながら、三沢はそのまま守備を固めてターンを終了する。
「カードを一枚伏せ、ターンエンド」
「俺のターン、ドロー」
だが、遊矢の方も戦闘破壊耐性のあるザ・フールのせいで《神の居住−ヴァルハラ》を発動することは出来ず、一体だけのリリース素材でアドバンス召喚出来る《光神テテュス》では赤鬼の攻撃力を超えることは出来ない筈だ。
「《コート・オブ・ジャスティス》を発動。レベル1の天使族がいる時、一ターンに一度天使族モンスターを特殊召喚出来る」
そんな三沢の思惑も外れ、遊矢はまた別の特殊召喚の手段である光と正義が支配する法廷を用意をしてくる。
戦闘破壊耐性がいる限り、フィールドに天使族がいたら特殊召喚出来ない《神の居住−ヴァルハラ》と違って、毎ターン最上級天使族モンスターを特殊召喚される気配をはらんでいた。
「《コート・オブ・ジャスティス》の効果。《大天使クリスティア》を特殊召喚する」
光と共に、再び特殊召喚される無慈悲な天使が赤鬼の前に立つ。
三沢と遊矢のエースカード同士が睨み合い、大天使クリスティアが赤鬼へと攻撃の意志を示した。
「大天使クリスティアで赤鬼へと攻撃」
大天使クリスティアの光と赤鬼の炎がぶつかり合い、同じ攻撃力の為に双方同時に破壊されてしまう。
だが赤鬼と違って、大天使クリスティアには墓地へと送られる代わりにデッキトップへ送られる効果を持っているため、ドローロックをされるが再利用は《コート・オブ・ジャスティス》のおかげで容易だ。
「ターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー! 《貪欲な壷》を発動して二枚ドローする! ……カードを一枚伏せ、ターンを終了する」
これで三沢のフィールドはリバースカードが二枚のみで、遊矢のフィールドにはザ・フールと神の居住−ヴァルハラとコート・オブ・ジャスティスの二枚が控えている。
「俺のターン、ドロー」
遊矢はデッキトップの大天使クリスティアを引き、フィールドが空となっている三沢へとトドメを刺さんとデュエルディスクにセットした。
「《コート・オブ・ジャスティス》の効果発動。《大天使クリスティア》を特殊召喚する」
「そこだ! カウンター罠《閻魔の裁き》!」
コート・オブ・ジャスティスから光が放たれて大天使クリスティアが特殊召喚されようとした時、黒い炎と共に地獄の門番閻魔大王が現れ、現れかけていた大天使クリスティアを地獄に落とした。
「《閻魔の裁き》は相手の特殊召喚を無効にして破壊し、デッキから《赤鬼》を特殊召喚する!」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ