暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic1-Bたとえ再び君たちに逢えるのだとしても〜Wheel of FortunE〜
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ず人目の付きにくい場所だな。
「ある程度は決まったな。住はその都度変更、食は釣りや山菜取り、衣は魔力を使えば早いが、無駄には出来ないために買う、と」
この世界での衣食住については大体こんな感じで行けばいいだろう。
「さあ、いつでも来いジュエルシード。過去の運命を薙ぎ払ってでも手に入れてやる・・・!」
――怨まれるのは当然の罪で、憎まれるのもまた当然の罰――
それが私の在り方だったが、フェイト達と出逢って変わった。変わることが出来た。しかしそれはもう過去の話に過ぎない。再び私の在り方を表すようになっている。
――理解されようとは思わない、それが唯一の償いなのだから――
そう、誰にどう思われても関係ない。私は、私の目的の為に動くのみだ。とりあえずご近所になるであろう藤見町の探索に入る。記憶から引っ張り出してきた地図と今現在の地図を照らし合わせていく。それにしてもボストンバッグが大きすぎてかさ張る。財布とカードホルダー、通帳はポケットの中。つまり中身は空だ。中身が無く軽いと余計に邪魔に思える。どこかに預けようかと考えても、コインロッカーを使うような金の無駄遣いは控えたい。
「早々に衣類をまとめ買いして重くするか・・・」
その為にわざわざ大きなバッグを選んでくれたんだろう、マリアは。暗くなるまでに終わらせないとな。近くのデパートの子供服売り場に足を運ぶ。で、メンズの売り場に行くと、「お嬢ちゃん。女の子の服はここじゃないわよ」と親切心から教えてくれているのは判っているが、店員とエンカウントするたびに言われると、ちょっと・・・な。笑顔で“自分は男です宣言”を繰り返すこと5回。なんとか服や下着を数着購入。足早にデパートから出る。
「よし。これくらいの重さだとバッグも肩からずれ落ちないな」
次は夕飯。さすがに今からサバイバルするのは辛い。私の好きな天むすと昆布と鮭のおにぎりと緑茶を購入するために、スーパーへと足を運ぶ。デパートの食材売り場はどうも苦手だ。人が多すぎる。どこかでの契約で、混雑しているデパートの食材売り場に赴いた時、何故か尻を触られまくった経験がある。
それからはどうも苦手だ。その時も外見年齢が10代前半で、少女に見えていたかもしれない。ま、触ってきた奴らには痴漢の代金を払ってもらったがな。と言うか、男でもいいから付き合ってくれ、と告白された時は本気で叫んだ。
「ここのスーパーにしよう」
客足はさほど多くない。時間からして増え始める直前と言ったところか。だったら今の内にサクッと用を終わらせるが吉。ボストンバッグを背負ってから店内に入り、カゴを手に取る。とりあえず店内を物色。無駄遣いを避けるべきだが、やはり目移りしてしまう。
どの食材で、どんな調理をすれば最高に美味しく出来るだろうと
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