暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic1-Bたとえ再び君たちに逢えるのだとしても〜Wheel of FortunE〜
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・カ・・・でもう・・・ました・・・」
「なに? 聞き取れないんだが」
「・・・ジノで・・・儲け・・・した・・・」
「頼む。ハッキリ言ってくれ」
「っ・・・。本当に怒りませんか・・・?」
「??・・・ああ、怒らないから」
「カジノで儲けちゃいましたっ! しかも干渉能力を使ってイカサマをしましたっ!」
「・・・・・・楽しかったか?」
「はいっ、すごく楽しかったですぅ〜♪ 何せ向こうから先にイカサマを仕掛けてきましたからねっ。だから干渉能力を使ってイカサマ返しで反撃ッ☆ 相手は混乱の果てに涙目! ザマァ!」
「馬ぁ〜〜鹿も〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!」
「怒らないって言ったではないですか〜〜〜〜!!」
2億円のあまりの真実に、周囲を気にすることなく怒鳴った。まるでシャルを相手にしている気分だ。私はマリアを巻き込まないと思っていた。だからここまで尽くしてくれる彼女には感謝しかない、と。だがもう敢えて言わせてもらおう。「150年の間にエグリゴリのアジトを捜しておけッ!」と。
「ひゃう、ごめんなさい!・・・・じゃ、じゃあ・・・そのお金は要りませんか?」
「いや、要るし使う」
偽物じゃないなら使わせてもらう。稼ぎ方には少々問題があるが、使えない金じゃないならありがたく頂く。マリアが「ええ〜〜〜」不満そうだが、私は無視する。しかし、2億円かぁ〜。凄まじい金額だが、使い方次第では一瞬で消える。使い道はしっかり考えておかないとな。
「じゃあ、私は行くよ。ありがとうな、マリア」
ボストンバッグを持ち、臨海公園の出口を目指して歩き出す。空から「どうかご自分の御心に正直に」と声を掛けられた。正直に、か。右手を小さく上げることで応じ、無言のまま臨海公園から出た。まず最初に向かうのはコンビニ。正確な日付を確認するためにだ。
しかし「道行く人全員に見られているな・・・」外国人はやはり珍しいんだろうな。先の契約の時でもよく見られていた。コンビニに入った時も、店員の挨拶も「いらっしゃいま・・・」で途切れた。
(まったく。私は女ではなく男だと言うに・・・)
私を見る人は必ず口々に「可愛い」と言ってくるからウンザリする。店内の天井角に設けられている鏡を見る。判っていたことだが、やはり外見は少女だ。仕方ないよな、この外見じゃ。レジ脇の新聞コーナーで一部取り、日にちを確認する。
「4月10日、か」
確かユーノがジュエルシードを追って海鳴市に訪れたのが19日。その日、なのはの運命が決定づけられた。さすがにあの娘の運命は歪められないな。最初の数個は見逃すしかないか。新聞をコーナーに戻し、コンビニを後にする。
「お腹空いた・・・」
空腹で腹が鳴った。コンビニで何か買えばよかったと
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