世界樹攻略
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!!」
ゲツガとキリトは突き進もうと剣を鬼神の如く振り、騎士たちを倒して守護騎士の壁を凹ませていくがその壁も数秒後にはゲツガとキリトを押し出して再び形を戻していた。諦めてたまるか!、そう思い壁に再び突撃する時に竜が呻くようなときの声が聞こえた。
いったん距離を取ったゲツガとキリトは振り返る。そこには古代武具と思われる武具で身を固めた戦士たちが入ってきた。その戦士たちの鎧が新緑の色に輝いているため、多分、シルフだろう。五十人は超える数のプレイヤーが入ってきて天蓋部分を目指して上昇する。そして、その後には先ほど聞いた呻き声の正体が入ってくる。
「グルァアアアアアアアア!!」
竜だ。それも相当な大きさの竜だ。どの竜も体には金属のアーマーが装着されていて、どの竜にもプレイヤーが跨っていた。その背後にはケットシー、シルフの領主のサクヤとアリシャ・ルーの姿が見えた。
ゲツガは横を通るシルフの部隊に話しかけられた。
「おい、お前、あのバルダと引き分けたそうじゃないか。スゲーな。今度、俺とデュエルしないか?」
「いいけど、まずはこのクエストをクリアしてからだ」
「ああ、頼むぜ。お前さえクリアしてくれればケットシーは全員アルフになれるからそのあとのクエストが楽になるんだからな」
「まあ、上に行ければだけどな」
「そこは俺らに任せとけ」
そう言ってシルフの男は剣を上に構える。ほかの場所にいるシルフも全員、守護騎士たちに向けて剣を向けていた。そして竜もちょうど中間まで上がってくるとサクヤとアリシャが通る声で叫ぶ。
「ドラグーン隊!ブレス攻撃用ー意!」
「シルフ隊、エクストラアタック用意!」
そしてシルフたちの持っている剣の先に光が凝縮していく。竜の口にも赤い光が凝縮してどんどん大きくなっている。
「ファイアーブレス、撃てぇー!」
そして十体の竜の口から一気に凝縮された炎が放たれる。守護騎士たちはその炎に飲まれると騎士たちは一気にHPが減って爆散した。
「フェンリルストーム、放て!」
シルフの持っている剣の先からまばゆいグリーンの電光がほとばしり、中をジグザグに切り裂きながら進み守護騎士の体を貫く。今度は純白の閃光が走り視界を真っ白に染める。その閃光に当たったら爆発はしなかったが、その閃光に捕らえられた守護騎士は吹き飛ばされた。
猛攻によって中心は大きな窪みが生まれた。しかし、その窪みはまるで液体の表面が元に戻ろうかとするように、周囲からじわじわと盛り上がっていく。
今しかない、そう思ったゲツガは宙を蹴って飛翔した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ゲツガとキリトは窪んだ守護騎士の中に突っ込む。すこし
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