暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
ファントム・バレット編
ファストバレット
依頼人の品格
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
、それから大切に思える仲間も出来て……」

12月8日は、俺がこの家の門の前で、先代の当主に拾われた日だ。その日が俺の誕生日という事になっている。
明日は平日で皆忙しいので、お祝いは今日に、という事だったのだろう。

「……幸せ者だな、俺は」

分かっていたはずなのに、それを見ようと、感じようとしなかった。人の優しさを拒絶して止まって休むことをしなかった。確かに、それは『水城螢』を強くしたかもしれない。だが、それだけでは意味がないと俺はあの世界で教わったのだ。だから―――、


何があっても死ぬわけには行かない


まだやらなければならないこともある。何より、皆と離れたくない。


再度大きく息を吐くと、ゆっくりと歩き始めた。



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ