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第6話〜第1層攻略当日〜
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一夜が明けてついに第1層攻略日となった。



「ついに来たか〜、この日が」

俺たち総勢35人のプレイヤーは今ボス部屋の前に来ている。

「やっと第1層攻略だもんな〜。これまでに1ヶ月かかってるから・・・・」

そう言って考え出してるのはキリトだ。

「この調子で行ったら第100層をクリアするには、あと99ヶ月・・・12年と8ヶ月になるね」

そう言うのはアンズ。俺が初めて話したプレイヤーだ。

「まあ、これから慣れれば段々と早くなるだろう」

そんなたわいもない会話をしていると・・・・

「みんなよく聞いてくれ!」

この第1層攻略組のリーダー、ディアベルが声を上げる。

「今から第1層攻略を始めるが1つ言っておきたいことがある」

ディアベルはいつもの陽気な雰囲気では無く真面目そのものだった。

長い静寂の中、ディアベルがついに口を開く。

「生きて次に進もう!!!!」

その言葉がみんなの心を浸透していき・・・・。

「「「「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」」」」」」」」

その叫びで空間が震える。

「すげえなこれ!」

俺は思わず感嘆の声を漏らす。

「お前もそう思うか!」

キリトも心に響いたようだ。

「暑苦しいはね、これ」

ここに心に響いてない奴がいた。

「アンズにはこれがわからないのか!」

そう抗議するのはキリト。

「そうだ、そうだ!」

合いの手は俺。

「これのどこに感想するの?」

反論するのはアンズ。

「みんなの叫びで空間が震えたとこだろ!!」

そのんな声に反応したのはアンズではなく、意外にも俺だった。

「え?違うだろ!ディアベルの言葉だろ!!」

なんと俺とキリトの感動したポイントは違ったようだ。

「そんなくだらないことで喧嘩腰にならないでよ〜」

俺たちをなだめるのはアンズ。ちなみに謎の女性プレイヤーの名前はアスナというらしい。

・・・・・・多分こう読むはず。余談だがさっきから1度も喋ってない。

「まあ、それもそうだな」

そう言うのはキリト。

「そうだな、これから初のボス戦だしな」

これは俺。

「・・・・始まる・・」

これは・・・・アスナ!?

「喋った・・・」

俺は結構・・いや、相当驚いている。

「初めてじゃない?アスナさんが喋ったの」

アンズがそう言った時反応したのは意外にもアスナだった。

「なんで私の名前知ってるの?」

これ聞く奴って絶対初心者なんだよな〜。

「なんでって・・・」

キリトは俺に目を向けて促す。

「あ〜。ここら辺に自分以外の名前とHPバ
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