ペルセウスは色々と貰う。
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敵の数は多いが、本当に猛威を振るっている。桁が違うのだ。完全に気配がない敵をどうするかと彼女達に聞けば、纏めて殺すという答えがナベリウスとリタから帰って来る。よって、あたりは大変な事になる。
「やめろっ、神殿を壊す気かっ!!」
「面倒ですから。でも、それも疲れますからグングニル、ご主人様以外の隠れている人達を貫いて」
リタが放ったグングニルは縦横無尽に隠れている敵を屠っていく。そんな中を普通に歩いて進む。敵には本当に容赦がない攻撃を放つ。そもそも、神眼が有るので誰も隠れる事は出来ない。
「ちっ、役立たずどもめ」
そして、最奥にある闘技場にいるルイオス=ペルセウスが居た。
「さて、相手をしてもらおうか」
面倒な事はさっさと終わらせる。
「良いだろう。殺してやるよ。目覚めろ、魔王アルゴール!!」
アルゴールはペルセウスが隷属させた元魔王の女星霊。灰色の髪と羽を持つ。相手の霊格に石化の恩恵を与える“ゴーゴンの威光”のギフトを所持しているほか、魔獣を生み出すことができるが、こいつが雑魚の為にそこまでの力は無い。蛇のような紫の髪の毛を持ち、黒い翼を持っている。ほんとうに女性だが、それは巨人のそれだ。身体に巻いた帯のような物で攻撃してくる。
「やれ」
そして、さっそくルイオスはゴーゴンの威光を使って来る。だから、俺はニトクリスの鏡を持ち出して、反射してやる。
「なっ!?」
「誰が面倒な戦いをするか」
そして、ゴーゴンの威光をルイオスに叩き込んだ。そして、アルゴールに接近する。
「いい加減起きろ」
そして、アルゴールをハイシェラで叩き斬る。アルゴールが暴れるが、問答無用に連続して髪の毛や帯を叩き斬る。
『むぅ、なんじゃこの起こし方は…………』
「おはよう、ハイシェラ。早速仕事だが、もう終わったな」
『まあ、お主が新しい主人というならそれも構わぬが、我を楽しませろよ』
「ああ。魔王を叩き斬るのに使ってやるよ。嬉しいだろう?」
『それは確かに楽しそうじゃな。よかろう、我にも得がある。思う存分、我の力を使え』
さて、取りあえずは問題無いな。
「おい、おきろ」
「ぐっ!?」
「勝者はノーネームです」
黒ウサギが俺達の勝者を宣言した。この程度は簡単だな。だが、貰える物はもらっておく。
「じゃあ、先ずは名前を貰おうか」
「待て、貴様らの目的はあの吸血鬼の小娘だろうが!」
「まあ、欲しい物がもう一つ有るからな」
「なっ、なんだそれは…………」
「アルゴールだ。さあ、名前をかけて戦おうか」
「貴様っ!!」
「さあ、受けるしかないぞ」
「うわぁ、鬼畜なのですよ」
「
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