暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
4話:舞い上がる吸血鬼と意外な出会い
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あぁ、悪い。こんな危ない目に遭わせて」
「い、いえ…」
「それから…このことは他言無用で」
俺は指を立て口のそばまで持っていきながらそう言うと、少女は少しあっけにとられたような顔をしてから、くすっと笑った。
「えぇ、そうですね。でも、言ったところで誰も信じてくれませんと思いますよ?」
「確かにな」
それを聞いた俺は一枚のカードを取り出し使用する。
〈 ATACK RIDE・MACHINE DECADER 〉
「それじゃ、俺はこれで」
「……あの!」
「…ん?」
銀色のオーロラから出てきたバイクに股がると、少女が声を上げた。
「失礼かもしれませんが…名前、教えてもらっても…よろしいですか……?」
「名前、か…」
俺は少し渋ったが、名前ぐらいなら良いだろうと思い、口を開ける。
「通りすがりの、仮面ライダー…ディケイドだ。覚えておけ」
そして俺はハンドルを握り、マシンを走らせその場を去る。
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