暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
4話:舞い上がる吸血鬼と意外な出会い
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を食らったシースターファンガイアは怯むことなくコアに電気を溜め始める。俺はそれを見た瞬間、左手を広げ叫ぶ。するとバッシャーマグナムと同じように、何処からか剣が現れ掴む。鍔(つば)がオオカミの顔のような形の剣、『ガルルセイバー』だ。
「はぁあ!」
「ふっ!」
ガルルセイバーを掴んだ一瞬で、奴は電撃を放ってきた。それを俺は跳躍することでかわす。
「はぁっ!」
「ぐっ!?」
そしてそのまま体を反転させ、左手に掴んだ剣を落下しながら奴の背中に振り下ろす。
そして着地と同時に剣を操り連続で攻撃を加える。
「くそぉ!」
「ふっ、はぁ!」
「ぐああぁぁぁぁぁ!?」
奴はその攻撃の中で一瞬の隙を見つけ、腕をこちらに振り抜く。だがそれをガルルセイバーで防ぎ、奴の腹にバッシャーで攻撃を加える。それを受けたシースターファンガイアは火花を散らしながら後退し、倒れる。
「まだまだ行くぜ!ドッガ!」
倒れながらも再び立ち上がろうとする奴を見て、俺は両手に持っていた武器を手放し、両手を挙げる。すると今度はそこに紫色の手のような形のハンマー、『ドッガハンマー』がおさめられる。
「はぁあっ!はっ、はっ!はぁっ!!」
「ぐわぁっ!?」
俺はそのままハンマーを振り下ろし、さらに突き、右斜めに上げ、右斜め降ろす。
「はぁあっ!!」
「ぐわあぁぁぁ!?」
降ろしたハンマーを今度は両手で横に振り抜く。食らったシースターファンガイアは火花を上げながら吹き飛び地面に転がる。
「さぁ、フィニッシュだ!」
〈 FINAL ATACK RIDE・ki ki ki KIVA! 〉
俺は持っていたドッガハンマーを放り投げ、カードを挿入する。
響く音声と共に俺は体を少し屈め、両手を顔の前で交差させる。そして顔を少し上げ、両手を広げると同時に体を伸ばし、右足を野球漫画のように高く上げる。
〈 Darkness moon brake 〉
さらに音声が響くと、周りの景色が月夜に変わる。そして右足に付いた鎖(カテナ)が断ち切れ、右足の装甲が羽根のように広がる。
「はぁぁっ、はぁぁぁぁぁぁああっ!!」
「があぁぁぁぁぁ!?」
俺は左足で飛び、体を反転させながら体勢を整え、シースターファンガイアに向けて飛び蹴りを放つ。
それを食らった奴は吹き飛び、地面に叩き付けられると、そこにキバの紋章が刻まれる。それと同時に奴はガラスが砕け散るように爆散した。
「ふぅ…。やっぱきついな、この手のフォームは」
「あ、あの…!」
俺はキバ・ドガバキフォームを解きながらそう言う。するとそこに車いすの少女の声がかかる。俺はその声がした方向に振り向く。
「…
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