暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0161話
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にいる。ブリッツの姿が見えないからってパニクるなよ」
「分かりました」
「アクセルさん、キラ、聞こえる? 前方のナスカ級からMSが1機、後方のローラシア級からMSが3機確認したわ。気をつけて」

 ミリアリアからの情報が入る。……が、前方の1機はイージスで間違いないだろうが、後方から3機だと? 2機は原作通りにデュエルとバスターで間違いないだろう。だがもう1機は何だ? ブリッツは俺が使っている為にありえない。

「キラ、前方が1機ならそちらはお前に任せていいか? 俺は後方の3機を相手にする」
「え? 僕一人で!? は、はい。分かりました!」
「実戦ではパニクった奴はまず落とされるぞ。敵は一機で、アークエンジェルからの援護もあるから落ち着け」
「援護って……アクセルさんは?」
「ミラージュコロイドで姿を消すからな。迂闊に援護されるとブリッツに命中する可能性がある」

 ミラージュコロイドを展開中でPS装甲を使えないブリッツに、アークエンジェルからの攻撃が命中して撃破なんて真似は非常に嬉しくない。

「あ、なるほど。分かりました、やってみます!」
「こっちの3機が片付いて、まだ手こずってるようなら助けに行くからまずは生き残る事を考えろ」
「はい!」

 元気よく返事をしたキラは、ストライクのバーニアを吹かして前方から向かってくるMSへと向かう。多少不安はあるが、前方から来ているのはアスランの乗るイージスの筈だし、今のキラ相手に本気で戦いを挑みはしないだろう。説得と殺す気のない攻撃が精々といった所か。その隙に俺が後方の3機を倒してから援護に回ればどうにかなる。
 ブリッツのバーニアを一度吹かし、アークエンジェルの後方へと進路を取った後は慣性移動へと切り替える。

「ミラージュコロイド、生成開始」

 ブリッツの各所からコロイド粒子が噴射し、磁場でブリッツの装甲や武器へと定着させる。よし、これでこちらから行動を起こさない限り見つかる事はない筈だ。それにザフトにブリッツが渡っていない以上は、ミラージュコロイドを装備しているMSがいるとは思いも寄らないだろう。
 慣性移動に変更してから数分後、やがてアークエンジェルへと向かって来る3機のMSが見えてきた。大方の予想通り、2機はデュエルにバスターだ。だが最後の1機はジン? ……いや、ジンよりも細身で機動性が高そうなその機体は。

「シグー!?」

 馬鹿な、何故シグーがここにいる? クルーゼは前方のナスカ級に乗ってる筈だ。
 微妙に焦る心を落ち着けてシグーの様子を観察する。するとすぐに違和感を覚えた。
 機体を操縦する腕はそれなりだ。だが、あくまでもそれなりのものでしかなく、クルーゼのように並外れたものは感じさせない。つまりはクルーゼではない……となると……ニコル
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