動き出す者達〜
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り、プレイヤー達の目標。プレイヤー達には滞空時間があり、無限には飛べない。だがこの頂上に辿り着くとその種族にはなにかあるらしい。・・・ここまで聞けばある程度想像つくが・・・とにかく、なんと多段ロケット式で頂上を目指すという馬鹿なのか頭良いのか解らない奴らがギリギリで取ったのが・・・これだ。
「・・・あ、そうだ。さっき俺がいて丁度いいって言ったよね?」
「ああ・・・お前、このゲームをプレイしてないよな?」
「してるも何も、初めて知ったんだよ、それ」
「そうか・・・この話に続きがあってな。なんでも飛んでる途中、鈴の音が聞こえたそうだ」
「・・・え?」
「鈴と聞いたらお前が浮かんでな。何か関係あるのかと思ったが・・・」
鈴・・・まさかな・・・
「エギル、このソフトって売ってるか?」
「・・・言うと思ったぜ。安心しな、コウハの分もある。それとコイツはナーヴギアでも動くぞ。アミュスフィアはあくまでアレのセキュリティ強化版だからな」
俺はパッケージを受け取り、急いで走り出す。
「サンキュー、エギル!次来たらたっぷり注文するよ!」
「あ、おい、亮!?」
「兄貴も急げって!」
「な、なんだいきなり・・・」
早貴〜
「・・・」
須郷が勤めているレクトに到着した。わたしはそのまま中に入る。
「すみません、父はいますか?」
受け付けのお姉さんとは何回か話した事がある。
「いえ、今は外出しておりますが・・・急用でしょうか?」
「・・・ちょっと忘れ物を届けに来ただけなので・・・中に入ってもいいですか?」
「・・・では、結城様にご連絡致します」
「あ、はい。・・・失礼します」
・・・つまり、父と連絡がつき、嘘がバレるまでがタイムリミット・・・わたしは小走り気味に急ぐ。
「確か、フルダイブ技術研究部門・・・だったわよね」
以前に来た事があるから道には迷わない。しばらくすれば部屋が近付いてくる。
「(人が全然いない・・・)」
特に気にせずわたしは須郷のPCに駆け寄る。バッグの中からUSBを取り出し、データのコピーを始める。
「・・・これは?」
PCを弄ると色々とデータが出てきて・・・その中に気になるモノがあった。
「アルヴヘイム・オンライン・・・・・・IDオベイロン・・・」
アルヴヘイム・オンライン?何かのゲームだろうか・・・
「とにかく急がないと、見つかったら・・・」
「ど
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