機動戦士ガンダムSEED
0160話
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たらその場でパージすればいいんだし……いや、マードックの説明を聞く限りじゃパージはやめた方がいいのか? あるいは撃ち終わったらアークエンジェルがいる方に流して、戦闘終了後に回収するというのもありか。
「俺が倒したジンの突撃機銃と斬艦刀、シグーのバルカンシステム内装防循は?」
「それも回収済みだ。特に故障はしてないみたいだから普通に使えるだろう。……ただ、FCSの調整は必須だぞ?」
「その辺はキラ任せだな」
「アクセルさん、マードック曹長!」
噂をすればなんとやら。ブリッツのOSを調べていたキラがこちらへと向かってくる。
「OSが落ちた原因が分かりましたよ」
「ほう、原因は何だったんだ?」
「ブリッツのOSがアクセルさんの反応速度に付いていけなかった為に、処理速度が間に合わなくなったのが原因でした」
「おいおい、あのOSは坊主のストライクと同じ数値設定なんだろ?」
その言葉を聞いたキラは眉を顰める。
「僕の機体? ちょっと待って下さい。そりゃあ、しょうがないと思って二度目も乗りましたよ。でも、それはへリオポリスを脱出する時だけだって……それに僕は軍人でも何でもないんですよ!?」
「キラ、お前はさっきの戦闘前に言ったな? 自分が戦わないせいで友達が死んでいくのは嫌だと。一度ストライクに乗ったんだ、一段落つくまでは付き合ってもいいんじゃないか? それこそ、お前の友達を守る為にもだ」
「アクセルさん……でも……」
「ザフトが攻撃を仕掛けてきた時、この艦を守る事が出来るのは俺とムウ。そしてお前だ」
「けど!」
「友達に死んで欲しくはないんだろう?」
やはりその言葉が決定打だったのだろう。不承不承だろうが、再びストライクに乗る事を了承した。
雰囲気が暗くなったのを感じたのか、マードックが明るい口調で話を変える。
「にしても、坊主の設定したOSの設定数値以上の反応速度って……それはつまりナチュラルの兄ちゃんがコーディネーターの坊主よりも高い身体能力を持ってるって事か?」
「え? ええ、そうなりますね。でも僕は別に身体を鍛えてきた訳じゃないですから、僕よりも肉体的な能力が高い人はたくさんいますよ」
「まぁ、傭兵をやっているんだ。コーディネータとは言えキラみたいな子供に負けてはいられないって事だな」
アクセル本来の潜在能力に、インファイトLV.9。そして成長チート。これらの要素が複合的に混じり合った結果が今の俺だ。正直、肉体的な能力で考えれば俺よりも上の存在なんてこの世界には殆どいないだろう。
「取りあえずOSの設定をより高い数値に変更しました。これでアクセルさんの反応速度にOSが付いていけなくて処理速度が間に合わなくなるという事はないと思います。ただ……」
「ただ?」
「その、処
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