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なりたくないけどチートな勇者
10*バーサーカーソウル
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いや、二つ名以前にお前の本名しらんから。



?サイドバリス?

「我が二つ名は豪炎王騎士バリス!参る!」

そう高らかにバリスは叫んだ。
この国最強の5人、通称“王国五柱騎士”の一人に数えられるほどの強さを持つ程彼は強い。なので、名前を知らない者などこの国にはいない程有名である。

まぁ、彼は正確には騎士では無いのだが…

とりあえず、それほどまでに有名なバリスの名前を聞いたら、普通は驚くなり何らかの反応があるハズである、普通なら。

「………なんか、反応はないのか?」

「…何に対して?」

バリスの名を聞いといて、全くの無反応。
さすがのバリスもちょっと凹んだ。

「…とりあえず、いくぞ!」

そう言いながら切り掛かろうと駆け出すが…

「やだ!くんな!結!」

ガンッ!

ぶつかった、何もない空間に、顔面から。

「つっー……、な、なんだ!?」

鼻を押さえながら体制をたて直し、思った疑問を素直に口にだす。

「……ねぇ、もう自分の負けで良いから終わってくんね?」

明らかな挑発、だがそれには乗らない。

「だめに決まってんだろ!爆滅魔法!“リーキッド”!」

着弾すると爆発するサッカーボール大の炎の球が五つ。
それらが眼前の敵目掛けて飛んでいく。

バリス自身が編み出した上級魔法であるそれは、触れるもの全てを破壊する凶悪な魔法である。
もちろん、止める事は不可能に近い。

奴はその場から動かず、ただ右手を突き出したまま立っている。

当たったとバリスが確信した、その瞬間

―――パキンッ

しっかりと魔法は奴に着弾した。
だが爆発は起きなかった。

寧ろ奴が全て右手で受け止め、消したのだ。

「……………」

言葉を失うバリス。
何たって彼一番の得意技が、全て右手一つに止められたのだ。

そこに、奴は

「もう、終わらすよ。」

そう言うと、奴の体から虹色の何か、不可思議な光が揺らめき始めた。
そして、地面を蹴り、その場で跳ねた。

「!!?」

彼から光が出た時点で危険を察知したバリスは、とっさに飛び立とうとしたが、遅かった。

「イィヤァーーー!!」

掛け声と共に彼から放たれた二本の龍のような炎に、バリスは飲み込まれて行った。



?サイドナルミ?


結界にイマジンブ○イカー、それらを駆使して何とかこの炎上馬鹿から身を守っているが、そろそろめんどくなってきた。

なのでこっちから攻めて終わらせる事にする。


「もう、終わらすよ。」

気分はスマッ○ュボールを取ったマ○オです。攻撃判定広げるために、一回ジャンプして

「イィヤァーーー!!」


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