第四十話 同盟結成その五
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、国家のあらゆるものを破壊しました」
「それは聞いたことがありますけれど」
「あれが最も極端な例ですが」
「純粋な世界ですか」
大石の言葉を受けてだ。上城は彼の運転する助手席で難しい、そして暗い顔になった。そのうえでの言葉だった。
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