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真・恋姫†無双 劉ヨウ伝
第117話 州牧制復活
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州牧になると背後に劉虞を配されることになり私は迂闊に劉協を排す真似ができなくなります。
 まだ、劉虞も私も任地が決まっていないので何ともいえません。
 「皆が驚くのも無理はない。昨今の匪賊の反乱により朕の土地が荒れ果て人心が乱れきっておる。この由々しき状況を打破するには有能な人材の力を結集せねばと考えたのだ。だが、州牧は皆知っている通り大きな力を持つ官職である。この重責に耐えられるのは日頃より清廉と唱われる其方等しかいないと朕は思った。今日、其方等を呼んだのは州牧の任官を行いたいと思ったからだ」
 皇帝陛下はそう言うと張譲に視線で合図し張譲は後ろに控える宦官に指示を出しました。
 「劉虞、其方を幽州牧に任ずる。印綬を受け取るがいい」
 「皇帝陛下、謹んでお引き受けいたします」
 やはり劉虞は幽州ですか。
 「劉焉、其方を益州牧に任ずる。印綬を受け取るがいい」
 「皇帝陛下、謹んでお引き受けいたします」
 「劉表、其方を荊州牧に任ずる。印綬を受け取るがいい」
 「皇帝陛下、謹んでお引き受けいたします」
 「劉ヨウ、其方は年若なれど冀州、幽州での異民族鎮武の功と華北の情勢に明るい人物と見込み特別に冀州牧に任ずる。印綬を受け取るがいい」
  私の名が呼ばれると私の目の前に台が置かれ、次に印綬の入った箱が置かれました。
 「皇帝陛下、謹んでお引き受けいたします」
 私は興奮で震える手で印綬の入った箱を手にしました。
 私が冀州牧です。
 私がとうとう冀州牧になりました。
 私は興奮を抑えることができませんでしたが、皇帝陛下の狙いがはっきりとわかりました。
 劉虞を私の背後に配し、彼女に私を監視させつつ私が劉協に叛意を抱かないように牽制するつもりなのでしょう。
 当然と言えば当然の処置だと思います。
 皇帝陛下は私を信じきってはないのです。
 劉宏は暗愚な皇帝であると思っていましたが馬鹿ではないということがよくわかりました。
 今後、劉虞という頭のコブをどうするかが問題になると思います。
 少なくとも反董卓連合を結成し武力を持って洛陽を占領するまでは劉協を立てなければならなくなりました。
 いえ、劉虞が存在する限り劉協を悪し様には扱うことができなくなりました。
 私は皇帝陛下の思惑に歯?みをしました。
 当面の課題は劉虞を排すことですが、劉虞を直接排せば私の名声は地に落ち大陸統一の夢は適わないでしょう。
 私の頭に重い課題がもたげました。
 「黄?、其方を豫州牧に任ずる。印綬を受け取るがいい」
 「皇帝陛下、謹んでお引き受けいたします」



 皇帝陛下は私達に印綬が行き渡ることを確認すると満足そうにしていました。
 「皆、朕の威光を各々の地で知らしめてくれ!」
 皇帝陛下は私達に印綬がわたるのを確
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