第二十四話 少年期F
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膝の上に! 乗ってきたァァァーーー!!!
えっ、まじでッ!? これって夢じゃないよね。ちょッ、カメラどこだカメラ! あ、今外出中だった。くそっ、俺のレアスキルで呼び寄せられれば……むしろ俺から行く? いやさすがにそれは傍迷惑か、不動産屋が。母さん達なら、感動を一緒に分かち合ってくれるかもしれないけど。とにもかくにも野郎ども、お赤飯じゃァァアアアァァーー!!!
「……その、ありがと。リニス」
「…………」
「もしよかったらさ。さっきの俺のけじめ覚えておいてほしい。いいかな?」
「……にゃ」
膝の上のぬこ様を撫でようとしたら、猫パンチを食らったのでおとなしく日向ぼっこをすることになった。膝に乗ってくれているだけでも快挙、と自分に言い聞かせながら、手がワキワキするのを抑える俺だった。
******
「さて、それじゃあまとめておきますか」
家のテーブルの上には、だいぶ使い古されたメモ帳たちが置かれている。初代は今から3年も前のものなのでところどころ日焼けしたり、破れているが問題はないだろう。あれから散歩に出かけたリニスを見送り、同じ姿勢でいたため痺れに泣きながらも、この時間を有効に使うことにした。
以前から決めていた俺の行動方針をまとめることだ。ある程度は決めているが、明確に決めておく方がいいだろう。それと前までのメモ帳を取り出したのも、未来について思いついたものを書き込みまくっていたからだ。それも含めて考えていこうと思う。
そんなわけで早速メモ帳を覗き込む。ふむ、こんぶと卵2パックとささみ400gか……、ってこれ買い物メモじゃん。こっちは副官さんのいじりリスト集に、妹の面白い寝言ランキングで埋まっていた。ほかにも関係ないことばっかり書かれていたメモたち。そんな中から、真面目なものを探していて思ったことが1つある。
……俺、メモに書く内容をこれからは絶対に仕分けるんだ。
そんなこんなでメモを分けることに成功し、一息つく。とりあえず、まずは俺の目標であり、方針だな。目標といっても、1つぐらいしかないんだけどさ。
俺だってみんなを救ってハッピーエンド! ……にしたいが、さすがに数が多すぎるし、目標からぶれてしまうかもしれない。なので、なのはさんとはやてさんを救うことを目標に掲げることにした。2人はフェイトさんの親友であり、彼女にとってかけがえのない存在だ。特になのはさんとは、禁断の道にいきそうなぐらいのゆr……いや、これは二次小説の影響か。
もちろんほかにもたくさん彼女の関係者はいるが、俺自身が動かなければならないのはたぶんこの2人だけだろう。なによりこの2人、特にその1人を救うことが一番大変なんだけど。
なのはさんは前に考えた通り、魔法
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