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古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者
序章
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は私欲にしか力を使わないのか」

キョウスケは先程、討伐した少年の事を思い浮かべながら溜息をついた、少年は転生者であって神に能力を与えられて新たな世界に生を受けたのだがその世界で裁ききれない程の重罪を起こした。そこで準最高神のキョウスケ・ナンブが、裁きに向かったのだ。キョウスケ・ナンブは、断罪と粛清、修正を司る神なのだ

「休暇に行ったらどうですか?もうずっと休暇を取っていませんでしょ?」
「取り敢えず、俺は自室で休ませて貰う」

そう言ってキョウスケは、扉を開けてエクナの執務室から出て行った

キョウスケはエクナの執務室から、数階降りた自室の扉を開けた。
部屋には、無駄な物は一切無い部屋。娯楽などの物もあるが本当に必要な物しか置いていない。
キョウスケは鍵を掛けてからベットに身を放り出して横になり天井を見つめた。

「俺が休暇か・・・何百年ぶりだ?」

キョウスケは当たり前の様に呟いたが、幾ら神でも数百年も休暇無い事はまず無いが、キョウスケの場合は断罪と粛清、修正を司るために異常なほどに多忙、それは神の中でもトップクラスである。そしてこれほど忙しい彼は元人間であった。何億年も前に、エクナが読書をしている時に誤ってカッターを落としてしまい
それがキョウスケに直撃したという訳である。そして彼は転生して、その世界で死を迎え、神の研修を1000年という最も短い期間に終了させ、エクナより、断罪と粛清、修正を司る神の称号を与えられた。
キョウスケは、疲れが溜まっていた為かそのまま目を閉じて眠りに着いた



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2時間程経ったであろうか、キョウスケはいきなり目を開いた。目の前にはキョウスケを跨ぐ様にエクナが顔を覗かせていた

「・・・おいエクナ、また忍び込んだのか鍵は掛けたと思っていたが・・・」
「マスターキーです♪」

エクナがポケットからある鍵を見せて自慢げにいう。キョウスケは溜息を付いてから指を鳴らした

「えちょ!?いきなりそれですか!!?」
「当たり前だ、お前はこの時間本来仕事中だろう。それを抜け出してきたのだろう、だから当然の処置だ」
「キョウスケ様、お呼びでしょうか?ってあっ!!」

一人のスーツを着た女性がキョウスケの部屋に入ってきた。その女性はエクナが居るのを見ると、声上げてエクナの首根っこを掴んだ

「エクナ様!!貴方は一体何度言えば抜け出すのを止めるのですか!!?貴方は最高神オーディンの称号を持つのですからしっかり仕事をなさって貰わなくては困るのです!!」
だって!久しぶりにキョウスケ様に会えて嬉しかったんだも〜ん!!!」
「駄目です!!少なくとも書類を後100億は処理しなくて
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