機動戦士ガンダムSEED
0159話
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ル・アルマー、それはあくまでもお前の予想だ。それにアルテミスで補給出来ないと私達は武器・弾薬等の消耗品が足りなくなる。そうなれば最終的にはザフトに鹵獲されるだろう。それならまだ希望のあるアルテミスに向かった方がいい。……それとも、何か他に補給出来るアテでもあるのか?」
……まさか原作を知ってるからアルテミスが危険だと言う訳にも行かないし……いや、待てよ? 原作、原作か。
「まぁ、無い事も無いな」
「へぇ、興味深いな」
「何?」
「アクセルさん、それは?」
感心したように俺を見ているムウに、胡散臭げなナタル、一筋の希望を見いだしているマリュー。三者三様の視線を受けながらも、原作でムウが思いついた方法をそのまま提示する。……すまんな、ムウ。手柄を横取りしてしまう。
「地球の周辺にはデブリ帯がある。そこにはユニウスセブンなんかも集まってきている筈だ。つまりは……」
「墓漁りでもしろってか? そりゃあどうしようもなければそれもしょうがないけどよ。俺はあんまり気が進まないなぁ」
「アクセルさん、それは確かにちょっと……」
「論外だな」
……拒否反応が多いな。原作では……そうか、アルテミスが奇襲を受けて使えなくなってしまった後で、他に補給の当てがなかったから、やむを得ずデブリ帯での補給を受け入れたのか?
「残念だが、お前はあくまでもアドバイザーでしかない。悪いが次の目的地は私達で決めさせて貰う」
「そう、ね。それにアルテミスには確実に補給物資があるけど、デブリ帯にはあるかどうかは分からないわ。それを考えると、やっぱりここはアルテミスに向かった方がいいでしょう」
結局俺の意見は取り入れられる事なく、アークエンジェルはアルテミスへと向かう事になった。
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