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第三十四話 世界樹へ
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よ。中立地帯だから即落ちできないの。だからかわりばんこに落ちて、残った人が空っぽのアバターを守るのよ」
リーファの説明でもあったがALOでは領地などの安全地帯でログアウトする場合は直に落ちることが出来るが、こう言ったフィールドで落ちる場合は完全にログアウト出来ない。これは強力な敵に遭遇した時などでログアウトする事によってそれを回避する事が出来る【エスケープ】を取り締まるために作られたシステムみたいだった。
「【ローテーション・ログアウト】・・・略して【ローテ・アウト】か。シャレたネーミングだ。俺とキリトは後で良いからまずはリーファから休憩すると良い。それで良いよな?キリト」
「おう!」
「じゃあ、お言葉に甘えて。二十分ほどよろしく!」
そう言うとリーファは地面に座り、ログアウトボタンを押しながら目を閉じた。どうやらログアウトすると意識が飛んだようにその場から動けなくなるようだった。シュウは近くの木を背もたれにしながら監視を始めた。
(今の所、周りに敵は居ねぇみたいだな・・・しかしなんだ?さっきから視線を感じる)
シュウが周りに鋭い視線を送っていたがその原因は分からなかった。そんな時寝そべっているキリトがシュウに向かって何か投げ渡してきたので手に取り確認するとそれはサトウキビのような小さな植物だった。
「おいキリト。これなんだ?」
「スイルベーン特産だってさ」シュウはそれを口に銜えると味わい始めたキリトの行動を真似、それを味わった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「お待たせ!!何か問題あった?」
数十分後、リーファはリアルで休息を取って来て戻ってきた。
「お帰り、リーファ」
「そんな事無かったよ。静かなもんだったよ」
「そっか。ってそれ・・・何?」
リーファは二人が銜えていた特産を見て尋ねた。シュウが説明を軽くすると銜えていた特産をリーファに投げ渡したが何度かキャッチしそこねそうになったがギリギリの所でキャッチ出来た。そしてそれをゆっくりと銜えるがシュウが・・・
「あ。それって間接キスだよな?」
「えっ!?・・・っ!?ブハッ!!」
銜えた途端にシュウが不意打ちの一言を掛けるとリーファは真っ赤になって行き、そして勢い良く口から煙を吐き出した。
この特産の味は物凄く辛く、辛い物が好きなキリトとシュウに取ってはどうと言う事はなかったがリーファには応えたようだった。そして恥じらいと辛さのダブルパンチがリーファに襲い掛かった。
「か、かかか、かんせ・・・」
「プッ!あはは!!リーファ。顔、真っ赤だぜ?別に良いじゃねぇか。リアルじゃねぇんだしよ」
「で、でも!!デリカシーが無いと思うよ!シュウ君!!」
リーファが顔を真っ赤にしながらシュウ
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