8 「受難のち衝撃の出会いからの確信」
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。それくらいの火力なら余裕で出せるからだ。といっても、毎日ではないが。
「あの、ペイントボールの件。すみませんでした。あの、あれ作ったのエリザなんです。あの子の独断だから、村長がやったんじゃないんです! どうか気を悪くなさらないで下さいっ」
「あー、うん。わかってる。ダイジョウブダイジョウブ」
遠い目をしながら答え、開けた視界と目に入る我が家を少女に紹介した。
これから来る災難を、ほぼ確信しながら。
「先日はありがとうございました。わたしはユクモ村の専属ハンター、リーゼロッテ・マインといいます」
(ああもう、勘弁して)
「…どうも、ナギ・カームゲイルです」
頭の中で「やっぱりこの子はリーゼロッテだったか」とどうでもいいことを思う。心が無意識に現実逃避しているということは、よくわかっている。少女の明るい茶眼が、まっすぐこちらを見つめてきた。
「ナギさんを迎えにきました」
窓から見上げた空は、澄み渡っていた。気のせいか目から栄養剤グレートが。
(……雨、降んねぇかな)
頭の中で“雨天決行”の字がちらついた。
ですよねー。
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