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とある誤解の超能力者(マインドシーカー)
第3話 早とちりしたままでの転生
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「!」
急にイスが回転した。
「!!」
牧石は、必死にイスの手すりにしがみついていたが、イスの回転スピードに負けて、イスから放りだされた。
「うわーー!」
牧石は、空を見上げる青年を眺めながら、とばされていった。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



牧石は、集中力が落ちていくのを感じていた。
「そうだ、俺はがんばらなければ」
この「とある世界」で人間を越える力を身につけなければならないのだ。
牧石は、目の前の扉を乗り越えるために、再び意識を集中していた。
「僕は、神の領域の能力を手に入れて、元の世界に戻るのだ!」 


残念なことに、牧石は、いろいろと早とちりしていることに、まだ気づいていなかった。
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