ラウラ・ボーデヴィッヒ
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た。
――このままでは、衛宮切嗣は死ぬ――
駄目だ!それは絶対駄目だ!アイツは、衛宮切嗣は私を護ってくれた。私にもう一度光をくれる切欠をくれた。衛宮は……
――衛宮の側に居てみろ。きっと解る筈だ――
ああ、漸く解った。私は愛されたかったんだ。回りに愛し愛される人が居る、それだけで充分じゃないか。
ああ、なんだ。既に手に入れていたじゃないか。部隊の皆を。確かに私を慕って来てくれた。それで充分じゃないか。
ああ、そうだった。衛宮は私を理解してくれたじゃないか。私の本当の願いに気付き、必死に私を諭し、止めようとして、それが出来なくて我が事のように泣いてくれたじゃないか。彼は私を人間だと思ってくれた。人として大事にしてくれた。だから……
「ソコを退け……それ以上私の大切な人を傷付けるのは許さん……!」
朦朧とする意識の中、蒼い光を見た。
声が聞こえる。
「IS シュヴァルツェア・レーゲン。セカンドシフト移行完了」
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