ターン15 融合!英雄と騎士の意地!
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、なのかな?」
ほぼ同じタイミングで何かに気付いたらしい二人。ごめん、何が言いたいのかさっぱりなんだけど。
「かかったな十代!パーズでもう一度攻撃、対象はフレンドッグ!」
「『やっぱり!!』……だって!」
ジェムナイト・パーズ 攻1800→フレンドッグ 守1200(破壊)
「そしてパーズのもう一つの効果でフレンドッグの元々の攻撃力分、つまり800ダメージだ!」
「ぐわっ!」
十代 LP4000→3200
「やるな三沢……だけど、フレンドッグも効果発動だ!墓地の融合とバーストレディを手札に戻すぜ」
序盤の攻防は、どうやら三沢の方が若干有利に終わりそうだ。それにしても二人とも、一体何がやっぱりなのさ。
『んー?簡単なことさ、ハナっから三沢の手札にパーズの攻撃力を上げるカードなんてなかったんだろうさ』
「え!?で、でもそれじゃ最初の攻撃は………?」
「あれは多分、伏せカードが攻撃反応だと仮定したうえで、そのカードを無駄打ちさせるための引っ掛けだったんじゃない?なんだって」
「そ、それじゃあ」
『ああ。確かに最初の攻撃がそのまま通ってりゃ、無駄にダメージを受けただけだったな。ただ、十代は1ターン目からランパートガンナーとフレンドッグの二体で守備固めをしてきた。なら、伏せカードがその守りをさらに強化するものでも不思議じゃないってこった。特に、十代の引きの強さならな』
つまり三沢は、あるかどうかわからない攻撃反応罠に賭けて今の攻撃を、一瞬の迷いすらせずに繰り出したのか………つくづく凄いな、三沢。僕には真似できない戦い方だと思う。
『俺もあえて真似しようとは思わん』
あ、はい。ですよねー。
「ふむ………あえてこの状況でバーストレディの回収を優先したか。なるほど十代、今のお前の手札はフェザーマンだな?そして返しのターンでフレイム・ウィングマンを召喚して俺にダメージを与えるつもりだろう」
「んなっ!ど、どうしてそう思うんだよ!」
「簡単なことだ。パーズの攻撃力は1800、ならば確かに俺がどんなカードを持っているかわからないとはいえ少なくとも単体で突破されることの少ないクレイマンを回収するのが基本というものだろう。だが十代、お前はあえてバーストレディを回収した。つまり、次の融合でパーズを突破できる組み合わせのモンスターが確実に出せるということ。バーストレディの融合体なら、一番可能性が高いのはフレイム・ウィングマンだというだけさ。カードを一枚伏せてターンエンドだ」
「ぐ、ぐぅ……」
十代 LP3200 手札:3 モンスター:E・HERO ランパートガンナー(守) 魔法、罠:なし
三沢 LP4000 手札:2 モンスター:ジェムナイト・パーズ(攻) 魔法・罠:1
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