暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン15 融合!英雄と騎士の意地!
[13/13]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
「混乱するのも無理はありませんが、あなた達5人に本校の代表になって欲しいのです」
「それはどういった訳があるんでしょうか、校長?」

 さすがの明日香も、この発言には戸惑いを隠せないようだ。校長の机にバンッと手を置き、そのまま詰め寄る。軽くため息をつきながらえらく手慣れた感じで夢想が明日香の腕を持って後ろに引っ張って勢いを殺してたけど、もしかして女子寮の日常風景ってこんなんなんだろうか。

「実はですね、さっきのデュエルの最中、ノース校の校長から電話がかかってきまして。なんでもあちらの代表が、お互いに5人ずつ選手を決めて順番に戦い先に3勝したほうが勝つ団体戦デュエルというのを提案して、生徒全員がそれに乗り気になったようで」
「それで、断りきれなくなったノース校の校長がこちらに同意を求めてきたと?」
「はい。できればこの試合、君たちが受けてくれると有難いのですが………」

 団体戦っていうと、あれか。先鋒、次峰、中堅、副将、大将にわかれてやるやつか。

『そうそう。ちなみに一つ補足しとくと、鋒の読み方は「ぽう」だからな。「ぼう」なんて読んで恥かくなよ』

 まあ、ぽうだろうがぼうだろうがどっちでもいい。返事?もちろんきまってるさ。こんな面白そうな話なんだから。

「「「「「もちろん引き受けます」」」」……ですって」
「そうですか………ありがとうございます。詳しいことはまた、追って連絡しますので」

 そう言ってほほ笑む校長の顔を見て、もしかしたらこの返事も織り込み済みなんじゃないかと思った。いや、別にそれでもかまわないんだけど。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ